「賢明」と「妥当」の違い・意味と使い方・由来や例文

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賢明は「賢くて、適切だと思える考えなどのこと」。

多くから見てそういった評価を受けるような考えなどに対して使われます。

肯定的な意味を含んだ言葉です。

妥当は「多くから見てそれが最善、または望ましいと思われる考えなどのこと」。

ベスト、またはベターと評価されるような考えなどに対して妥当という言葉を使うことになります。

賢明と同様に肯定的な意味で使われます。

「賢明」の意味

賢明とは、賢くて、適切だと思われる考え方などのことです。

特定の場面において、特定の考えや選択肢などに対して賢明という言葉を使えば、その考えや選択肢が現状においては適切であると認められたことになり、さらに賢いという評価も加わっていることになります。

賢いという評価があることで、誰でも思いつくわけじゃないという意味が込められているのです。

「妥当」の意味

妥当とは、多くから見てそれが最善、または望ましいと思われる考えなどのことです。

それが最善とは言えなくても、十分に問題ないと言えるものであれば、妥当という言葉が使われます。

賢いという意味はないので、賢明ほどに評価される言葉ではないものの、妥当に関しても周りからは一定の評価を受けている状況と言えるでしょう。

「賢明」と「妥当」の用法や用例

「僕の場合、国語が致命的にできないので、思い切って国語を捨てることにしたんだ。

親からは反対されたけど、塾の先生は賢明な選択だと言ってくれたんだ。」

「これだけ台風が酷い状況だと、外に出るのはマズイのではないかと思い始めて、外出の予定があったんだけど、今日はやめることにしたよ。

この判断に関しては周りの人間も妥当だって言ってくれたけど。」

賢明と妥当は同じような意味の言葉

賢明と妥当に関しては、微妙に意味が違っている面はありますけど、ほとんど同じと言って良い言葉です。

どちらも特定の考えや選択肢に対して、一定の評価を与える言葉と言えます。

賢明と妥当は基本的には徒弟の考えや選択肢などを褒める言葉なので、肯定的な意味を持っていると言えますし、日常生活でも耳にする機会は普通にあるでしょう。

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