「結束」と「結託」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

結束は「まとまりが弱かった人たちが1つになること」。

元々はまとまりがなかった人たちが何らかの出来事をきっかけにして、まとまりのある集団になる状況です。

結託は「複数人が心を通わせること」。

どちらかと言えば、複数人が悪いことを行うために一致団結するような状況を表していると言えるでしょう。

良いイメージがない言葉です。

「結束」の意味

結束とは、元々まとまりが弱かった人たちが1つにまとまることを意味しています。

何らかの出来事が起きたことにより、結果的に心が1つになるような状況が起きるのが通常であり、それ以降は非常にまとまりのある集団になることが多いです。

この結束に関しては、どちらかと言えば良いイメージを持っている言葉と言えるでしょう。

「結託」の意味

結託とは、複数人が心を通わせて一致団結するという意味があります。

そういった意味では、結束とあまり変わらない意味と言えますけど、結託に関しては、どちらかと言えば悪いイメージを持つ言葉です。

したがって、この部分で結束とは違いがあると言えるでしょう。

結託という言葉を使えるシーンはそれだけ限られるということです。

「結束」と「結託」の用法や用例

「今回の対戦相手のチームは非常に強豪だ。

普通に戦っても勝てる相手じゃない。

だからこそ、俺たちの力を結束してチームワークで挑むしかないと思うんだ。」

「今回の振り込め詐欺は複数人が結託して起こしたものだが、それぞれが必要な役割をこなして非常に巧妙な犯行だったと言えるだろう。

相当綿密に計画を練ったのだと思う。」

結束と結託はイメージの違い

結束と結託は言葉自体も似ていますが、その意味もかなり似ています。

どちらも複数人が一致団結するといった意味であり、その点において大きな違いはありません。

しかし、結束はイメージ的に良い場面で使われるのに対して、結託はイメージ的に悪い場面で使われるケースが多く、そういう部分で違いが存在していると言えるでしょう。

最新の記事はこちらから