「浪人」と「宅浪」の違い・意味と使い方・由来や例文

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浪人は「江戸時代に主家を離れた、失った武士のこと、学校を卒業したのに就職先や進学先が決まらない人間のこと」。

どちらかと言えば、後者の意味で使われることがほとんどです。

宅浪は「浪人生活を予備校に通わず行うこと」。

主に大学受験において使われる言葉で、高校に通っておらず、さらに予備校にも通わずに受験勉強をしている状況を指しています。

「浪人」の意味

浪人とは、江戸時代に主家から離れた、失った武士を指していますが、基本的には学校を卒業したのに就職先や進学先が決まっていない人に対して使います。

大学受験で使われることが最も多く、高校卒業後に大学進学を目指して勉強中である人を呼ぶ際に使われます。

ただ、就職浪人という言い方をする場合もあるので、就活で使われることもあります。

「宅浪」の意味

宅浪とは、高校卒業後に予備校に通わずに独学で受験勉強をしている状況を指しています。

浪人生の一種であり、多くの人たちが予備校に通う中で、そういったものを利用せずに大学受験を受けようとしている人たちを宅浪と呼びます。

浪人との違いは予備校に通っていないという点が大きいですけど、就職において使うことがないという点も大きいです。

「浪人」と「宅浪」の用法や用例

「高校生のときに希望の大学に受からなかったから、浪人をして再度大学受験に挑戦することにした。

高校に通う毎日が予備校に変わると、すごい新鮮な気分になるな。」

「浪人をすることになったが、私は宅浪を選ぼうと思う。

家庭の事情で予備校に通うことが難しいからだ。

でも、自宅で勉強に集中して、予備校に通う人たちに負けないつもりだ。」

浪人と宅浪は形態の違い

浪人は一般的には大学受験に失敗し、高校を卒業した後に再挑戦する状況を指しています。

宅浪も同様ですけど、この2つは浪人生活を送るときの形態に違いがあります。

浪人は予備校に通うのが一般的ですが、宅浪は予備校に通わずに自宅で勉強をしていく状況となります。

そういった部分で区別をしていく言葉となっているのです。

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