右翼は「長く続いている伝統を重んじ、その伝統を守り、維持していく立場のこと」。
別の言い方をすると保守ですが、主に政治的な場面で使われることが多い言葉です。
左翼は「現状の問題点や非合理的な部分を変えていこうとする立場のこと」。
別の言い方をすると確信ですが、こちらも主に政治的な場面で使われることが多い言葉です。
「右翼」の意味
右翼とは、政治的な立場で言えば保守にあたり、伝統的な制度などを維持し続けようとする立場を指しています。
伝統的なもの、長く続いているものを重んじる性質があるため、合理性などは考慮しないという特徴があり、そういった部分から批判を受けることもたびたびあります。
伝統は正義であるという考えに基づいている立場と評価できるでしょう。
「左翼」の意味
左翼とは、政治的な立場で言えば革新にあたり、伝統的な制度などに関して、明らかに問題点がある、非合理的な部分があるならば変えるべきだとする立場を指しています。
長く続いている、いないにかかわらず、現状を変えようとする性質がありますが、変化を恐れている人たちにとっては脅威に感じられる存在と評価できるでしょう。
「右翼」と「左翼」の用法や用例
「右翼の人たちは現状の問題点よりも伝統を重んじる傾向にあるから、そういった層が世の中に多くいると、社会が変わる可能性は低いだろうな。」
「左翼の人たちは現状の問題点や非合理性に注目して、それを変えていこうとする傾向にあるから、そういった層が世の中に多くいると、社会はめまぐるしい変化に陥ることになるだろうな。」
右翼と左翼は正反対の立場を表している
右翼は現状を維持する、伝統を重視するという立場のことであり、左翼は問題点や非合理性を理由に現状を変えていこうとする立場のことです。
したがって、この2つの言葉はまるで正反対であり、意味は全く違います。
言葉はちょっと似ていますけど、意味がまるで違うと言えるため、これらを実際に使用する際には注意が必要になります。