「階段は建物などに設置されている、上の階や下の階に移動する際に通る通路のこと」。
多くの建物に設置されているものであり、珍しい存在ではないと言えるでしょう。
段階は「物事が進んでいく過程のまとまりのこと」。
物事が進んでいく過程は一続きではありますけど、それをいくつかに区切ったときのまとまりを指しています。
「階段」の意味
階段とは、建物の中に設置されている、上の階や下の階に移動する際に通る通路を指しています。
上の階や下の階に移動するときにはエレベーターやエスカレーターなどを利用することができる場合もありますが、階段は特にメジャーな手段と言えます。
普通の家の中にもありますから、階段を日常的に利用している人はかなり多くいると言えるでしょう。
「段階」の意味
段階とは、特定の物事が進んでいく過程における1つのまとまりです。
過程をいくつかに区切ったうえで、それぞれのまとまりを段階と呼ぶのです。
ただ、どのように区切るか、いくつに区切るかに関してはその都度異なっており、どういったものを段階と呼ぶか?は人それぞれと言えるため、細かい定義は存在していないと言えます。
「階段」と「段階」の用法や用例
「この建物はエレベーターもエスカレーターもない。
だから、階段を使って上がるしかない。
ただ、5階まで階段で上がるとなると、かなり疲れそうだな。」
「このプロジェクトもようやく最終段階まで来たな。
完結まであと少しだ。
ただ、ここで油断をしてはいけない。
成功で終わる瞬間は目の前だが、最後までしっかりとやり遂げよう。」
階段と段階は全くの別物
階段は建物に設置されている通路の1つですが、段階は物事が進んでいく過程の中の特定のまとまりを指しています。
したがって、言葉はかなり似ていますけど、意味は全く違います。
どちらも日常生活の中で使用する可能性は大いにあります。
区別できる人は多いと言えるでしょうけど、階段と段階の意味は今1度しっかりと頭の中に入れておきましょう。