「マルチヒット」と「猛打賞」と「サイクルヒット」の違い・意味と使い方・由来や例文

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マルチヒットは「野球の試合において、1試合で2安打以上を打つこと」。

複数安打であれば何安打でも構いません。

猛打賞は「野球の試合において、1試合で3安打以上を打つこと」。

絶好調の選手が記録することが多いです。

サイクルヒットは「野球の試合において、1試合で単打、2塁打、3塁打、ホームラン全てを記録すること」。

4安打以上打つ必要があり、しかも全ての種類のヒットを打つ必要があるため、非常に難易度が高いです。

「マルチヒット」の意味

マルチヒットとは、野球の試合において、1試合で複数安打を打つことです。

2安打以上であれば構わないので、具体的なヒット数に関しては特に決まっていません。

しかし、一般的には2安打のケースで使われるケースが多いです。

3安打以上のときには猛打賞という表現を聞く方が多いので、マルチヒットは2安打のケースで使用する言葉と覚えておきましょう。

「猛打賞」の意味

猛打賞とは、野球の試合において、1試合で3安打以上を打つことです。

3安打以上であれば何安打でも構わないと言えます。

1試合において打者に回ってくる打席数は4~5回が平均なので、その中で3安打以上を打つというのは非常に難しく、非常に調子のいい選手のみが達成できる記録です。

ただ、1試合の中で、誰かしらが達成する可能性は十分にありますが。

「サイクルヒット」の意味

サイクルヒットとは、野球の試合において、1試合で単打、2塁打、3塁打、ホームランをすべて打つことです。

最低でも4安打を打つ必要があり、4つのヒットの種類を全て達成する必要があるため、極めて難易度が高いです。

実際にサイクルヒットを見ることができる機会というのはかなり稀で、プロ野球の世界でも年間を通じて、1人、2人というケースが多いです。

マルチヒットと猛打賞は割と重なる概念

マルチヒットと猛打賞に関しては、定義がかぶっている面があります。

3安打以上のケースではマルチヒットとも、猛打賞とも言えるわけですから。

そういう意味では、使い分けが難しい面もありますけど、一般的には3安打以上の場合にはマルチヒットではなく、猛打賞が使われます。

そして、サイクルヒットに関してはこの2つと比べると難易度が段違いに高いと言えます。

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