「欠点」と「瑕疵」の違い・意味と使い方・使い分け

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欠点は「至らないことや万全でないこと」。

「短所」「弱み」「難点」と言い換えると分かりやすいです。

瑕疵は「構造的に欠陥があるや間違ったこと」。

「間違い」「不具合」と言い換えると分かりやすいです。

欠点は人や物について使われます。

瑕疵はよく不動産の物件で使われていますが、構造的欠陥や法律違反のことを指します。

欠点は本来備わっていれば良いと思われることが欠けていることです

欠点は人や物に本来備わっていて欲しい箇所や条件が無い事で、長所の対義語として使われます。

人でいえば内向的であるとか協調性が無いとか粗暴であると言う悪い性格や、背が低いとか肥満体であるなどの容姿のことです。

ものでは規格に合わないキズ、色調の違い、形、大きさの違いなど本来製品にはあってはならないことを言います。

瑕疵は不動産用語として使われています欠陥のことです。

瑕疵は不動産物件において取引上何かの欠陥があることを言いい、物理的な瑕疵と法律的な瑕疵があります。

物理的瑕疵は土地が軟弱地盤であったり傾斜地であったり、建物では雨漏りがするとか基準外の材料を使っているなどの不具合があることです。

法律的瑕疵は建物が建蔽率や容積率をオーバーしているとか指定地域外の建物を作ったなどの違反を言います。

人やものの至らない点は欠点と言い、土地、建物などの至らない点は瑕疵と言います

欠点は人の短所、至らない点、難点などに使われます。

瑕疵は欠点のことですが、土地建物では特に瑕疵という言葉を使います。

欠点は自然発生的な面がありますが、瑕疵には人為的な間違いが原因となっていることが含まれています。

構造的な瑕疵や法律的な瑕疵は人が故意にミスをして生じるものです。

瑕疵には欠点にはない間違いという要素が入っていることがあります。

欠点も瑕疵も本来備わっていなければならないことが無い事です

欠点は人やものについて使用され、瑕疵は不動産用語として使われます。

両方とも本来備わっていた方が良いと思われることや、備わっていなければならないことが欠けていることです。

欠点は性格や容姿、弱点、難点のことですので自分で直せる面がありますが、間違いが原因とまでは言えません。

瑕疵は間違いが原因で起きることもあり、法律的に責任を負うことがあります。

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