行きつけは「何度も行き慣れているお店のこと」。
定期的に通っているため、そこに行くことに慣れており、お店の人たちと顔なじみという状況のことです。
かかりつけは「何度も通っている、診てもらっている病院や医者のこと」。
かかりつけというのは、医者にかかるということを何度もしている状態であり、病院や医者に対して使う言葉なのです。
「行きつけ」の意味
行きつけとは、自分が何度も通ったことがある、行き慣れているお店などに対して使います。
自分がお店のことをよく知っており、お店の人も自分のことを知っているような状況には、うってつけの言葉と言えます。
細かい定義はないので、何回以上通ったことがあるなどの条件はないですけど、過去に何度も通っていて、これからもそれが続くだろうと思われるお店に使うと良いです。
「かかりつけ」の意味
かかりつけとは、自分が過去に何度も診てもらった病院や医者に対して使います。
医者にかかるという言葉があるように、かかりつけというのは主に病院や医者に対して使います。
したがって、お店に対しては使わないのです。
病院や医者に対して使うというのが、かかりつけという言葉の特徴なので、使える範囲は狭いということが言えるでしょう。
「行きつけ」と「かかりつけ」の用法や用例
「行きつけのバーにもう10年くらい通っているけど、今思えばバーのマスターと私は出会ってから結構歳をとっていることになる。
マスターに関して言えば、前はもっと若かったからね。」
「かかりつけの医者には子供の頃から通っていて、すっかり顔なじみという感じになっているよ。
かなり信頼できる人だから、これからも利用していきたいね。」
行きつけとかかりつけは使う対象が違う
行きつけというのは基本的にお店に対して使います。
お店のジャンルは問いませんが、とにかくモノやサービスを売っているところということになります。
そして、かかりつけというのは病院や医者などに対してのみ使います。
どちらも何度も利用している、お世話になっているところでありながらも、その対象に違いがあるということになるのです。