「厳密」と「正確」の違い・意味と使い方・使い分け

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厳密は「多くがどうでもいいと思われるような、細かいところまでしっかりと確認をしたりする状況のこと」。

どんな細かいところであっても無視をしないという点が特徴です。

正確は「多くの人たちにとって、しっかりと確認すべきと言える程度に確認する状況のこと」。

細かすぎる部分は無視をするような状況とも言えるのが正確なのです。

「厳密」の意味

厳密とは、かなり細かく、厳しく物事チェックしたりする姿勢、またはその状況のことを指しています。

多くの人から見たらどうでもいいと思われるようなところまで配慮し、非常に入念に物事を見ていくようなケースが厳密なのです。

本当に細かい違いにも気付いてしまうような、そういう見方、姿勢があるようなときには厳密という言い方をしていきます。

「正確」の意味

正確とは、多くの人たちから見て十分だと思われるような細かさでチェックをしたりする姿勢、その状況を指しています。

厳密と比べると、その姿勢は甘いと言わざるを得ませんが、多くの人たちにとってはそれで十分だと思われるような状況なので、納得はしてもらいやすいです。

むしろ、厳密と言えるレベルまで突き詰めると、細かすぎると言われることもあります。

「厳密」と「正確」の用法や用例

「家の中をちゃんと掃除をしたみたいだな。

全体的に綺麗になっている。

ただ、厳密に言えば、新築の家ほど綺麗ではないと言えるだろうから、細かいところでまだ汚れは残ってるんだろうけどね。」

「正確に10cmの長さを測れと言ったはずだが、10.1cmになっているぞ?まあ、これくらいのずれならば許容範囲とも言えるとは思うが。」

厳密と正確では厳しさが違う

厳密と正確の1番の違いは、その厳しさです。

どこまでしっかりと物事をチェックするか?どこまでの状況を許容するか?に関して、厳密の方が厳しいと言えます。

正確に関しては、相対的に言えばいい加減であり、正確という言葉はそれほど正確ではないということも言えます。

でも、厳密は細かすぎるという批判を受ける可能性もありますが。

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