「孤独」と「孤立」の違い・意味と使い方・使い分け

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孤独は「自分を助けてくれる人がいない、自分が親しい人がいないという状況に対する気持ちのこと」。

そういった人間がいないことを悲しいと感じる気持ちを孤独と言うのです。

孤立は「頼るために必要としているものが近くにないこと」。

例えば、電車などの交通手段が近くにないため、そこから移動することが困難である状況を指しています。

「孤独」の意味

孤独とは、自分を助けてくれる人がいない、親しい人がいないという状況に関して自分自身が悲しいと感じることを指しています。

そういう状況があっても、自分でなんとも思わないのであれば孤独とは言えない場合もあります。

ただ、そういう状況を見て、周りの人たちが自分のことを孤独であると評価することもあるので、そこは注意点です。

「孤立」の意味

孤立とは、自分が必要とするような手段が使えない状況になるときに使います。

例えば、自然災害などで家の周りの道路に亀裂が入り、そこから移動ができないような状況のときには、まさに孤立しているという状況になります。

孤独は気持ちを指す言葉ですけど、孤立は客観的な状況に関して使っていく言葉であると言えるのでしょう。

「孤独」と「孤立」の用法や用例

「私は会社であまり親しい人はいない。

仕事上の関係で話す人はいるけど、それも所詮は仕事で必要な話でしかない。

だから、会社ではすごい孤独を感じるんだよな。」

「この前の地震である地域の地面が割れて道路が使えず、一部の民家に住む人たちが孤立してしまっているようだ。

生活をするうえで明らかに支障が出ているようだし、この先どうなるのか?心配で仕方ない。」

孤独と孤立の違いは明確

孤独というのは人間の気持ちに関する言葉で、孤立というのは特定の人間の状況であると言えます。

そこがこの2つの言葉の大きな違いなのです。

孤独に関しては、自分で感じるだけではなく、周りが感じることもありますが。

そして、孤立に関しては日常生活における支障が出る可能性もあるので、かなり問題と言える場合が存在しているのです。

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