「消費者」と「顧客」の違い・意味と使い方・使い分け

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消費者は「世の中に溢れている者やサービスを購入する人たちの総称のこと」。

モノやサービスを買う、利用するという人たちを全体的に指している言葉と言えます。

顧客は「特定の会社から見たときのモノやサービスの購入者、または潜在的な購入者のこと」。

今は顧客ではないが、今後そうなる可能性を秘めている人たちも含む概念です。

「消費者」の意味

消費者とは、世の中においてモノやサービスを購入する人たちの総称の意味の言葉と言えます。

モノやサービスを買う、利用する人たちであればすべて含むため、このように消費者じゃない人というのはなかなかいないということも言えます。

だから、世の中に人間ほぼ全てに当てはまる概念でしょうし、少なくとも日本において消費者じゃない人を探すのは難しいはずです。

「顧客」の意味

顧客とは、特定の会社から見たときの自社製品やサービスを購入してくれる人たちのことです。

ただ、現在はまだ購入していないが、これから購入するかもしれない人たちも含んでいます。

しかし、消費者と比べると数はかなり少なくなります。

それぞれの会社にそれぞれの顧客が存在すると言え、会社単位で見ると、その顧客というのは限られると言えるのです。

「消費者」と「顧客」の用法や用例

「消費者はそこらじゅうにいる。

だから、モノやサービスを売るチャンスというのはどこにでも転がっているものだ。

そういったチャンスを生かせる会社とそうじゃない会社で差が出るのだ。」

「うちの会社の顧客はリピーターが少ないんだよな。

サービスを利用してくれる人はまあまあいるのだが、2回目がないんだよ。

リピーターをいかに作るか?ということを考えていくべきだな。」

顧客は消費者の一部分

消費者というのは、世の中のほぼ全ての人間に該当する可能性がある、非常に大きな概念です。

モノやサービスを購入する人であれば全員該当していますから。

しかし、顧客というのは特定の会社から見たときの消費者に当たるので、消費者という概念と比べると数は少なくなります。

しかし、顧客も消費者には違いありませんから、顧客というのは消費者の一部分となるのです。

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