「特定のものが存在する」、「前提」という意味で、ありきという言葉は特定のものを対象にして使うことになります。
特定のものが存在している、存在していたという意味で使うこともあれば、特定のものがあることを前提として考えるという意味で使うことがあるのです。
対象になるものはいろいろな候補がありますけど、意味としては特にその都度変わることはないです。
「ありき」の意味
ありきというのは、特定のものが存在している、存在していたという意味もあれば、特定のものを前提にするという意味があります。
どちらかと言えば、後者の意味で使われることが多いです。
特定のものが存在しているという前提で話を進めたりするなどのケースが実際にあります。
そういう状況を批判する声というのも同時にあるのですが。
「ありき」の使い方
ありきという言葉は、それ単体で使うわけではありません。
必ず特定の名詞などと一緒に使うことが多いです。
何かが存在している前提という意味で使うことが多いので、その前提となる名詞を一緒に使うことになります。
例えば、結論ありきという言葉は有名ですけど、話し合いをする前から特定の結論が存在している前提で行うようなケースです。
「ありき」の例文
「あの人たちは、結論ありきで話しているから、こちらのまともな意見を聞こうという気がないですよ。
結論があらかじめ存在しており、その結論を正しいと思わせるためだけに話そうとしていると感じます。
だから、議論をしようという気がないのではないでしょうか?このまま話していても時間の無駄になりそうな気がしてきますよ。」
ありきはたいてい批判的な意味合いの言葉として使われる
ありきという言葉は、特定のものが存在する前提というケースで使われることが多く、たいていは結論ありきなど、それが存在する前提で物事を進めようとしている状況を批判するときに使います。
だから、ありきという言葉は、何かを前提としている本人ではなく、その周りの人たちが使うことが多い言葉であると言えるので、そこは注意点と言えるのです。