「お里が知れる」の意味と使い方・由来や例文

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「その人の何気ない仕草や振る舞いから、その人がどんな場所で育ったのか?が想像してしまう」という意味で、基本的には非常にネガティブな、人を批判する際に使う言葉です。

多くの場合には非常識な行動をとったときに使われることになりますが、お里が知れるといっても、本当にどんな場所で育ったのか?に関して、言っている本人が完全に掴んでいるわけではありません。

「お里が知れる」の意味

お里が知れるというのは、ある人から見たときに望ましくないような態度、仕草などをとった人に対して使う言葉です。

どんなところで育ったのか?が想像できるという意味合いの言葉ではあるものの、実際に想像できているわけではありません。

したがって、お里が知れるという言葉を使うということは、知ったかぶりをしながら相手を批判するという行為になるわけです。

「お里が知れる」の使い方

お里が知れるという言葉は基本的に自分以外の人間に対して使う言葉ですが、自分に対して使うことも可能です。

自分自身でこれは非常にマズイことをしてしまったとか、そういった感覚になったときには、自分に対してお里が知れるという言葉を使い、自分自身を否定することもできるのです。

そういう使い方をする人はあまりいませんが、覚えておくと便利です。

ただ、非常識な行動、多くから見て望ましくない行動などを否定するシーンで使用する人が圧倒的に多いです。

「お里が知れる」の例文

「あの人はこれだけ大勢の人たちがいる中で、私語が絶えないのが見ていて恥ずかしいです。

しかも、かなり声量も大きくて、周りの人たちからすれば非常に迷惑に感じられると思います。

その状況に気付かないとは、お里が知れる状況です。

あの人の場合には、周りの状況を正確に把握したり、判断する能力が欠けているのかもしれませんね。」

お里が知れるはかなり強い否定になる

お里が知れるという言葉は、他人の仕草や態度などを否定するときに使う言葉ですが、その人が育った環境などを否定することになるので、その人自身のみではなく、生まれ育った場所、または親なども否定することになります。

だからこそ、かなり強い否定の意味が込められているため、言われた方としてもかなりショックを受けたり、憤る可能性もありますから、注意しないといけないのです。

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