「何かしらの物事から発生する悪い部分」という意味で、ある行動や現象などをきっかけにして、別に問題点が発生するようなときに弊害という言葉を使うのです。
副作用のようなイメージの言葉であり、それ自体の発生を目的にしたわけではないが、結果的に発生してしまう問題点があったときにはそれを弊害と呼ぶことができるのです。
「弊害」の意味
弊害というのは、何かしらの物事から発生する問題点のことであり、それ自体の発生を目的にしていたわけではないが、結果的に発生してしまう状況です。
何かしらの行動などを起こした結果として、別の何かに悪影響が及ぶとか、そういう状況のことを意味しています。
副作用という言葉に似ていますが、こういったことは日常的によくあることとも言えます。
「弊害」の使い方
弊害という言葉はいろいろな使い方が可能です。
弊害という名詞そのままで使うこともありますけど、たいていは弊害が生じる、弊害をもたらす、弊害を及ぼす、弊害を伴うなどの使い方をします。
意味がそこまで変わるわけではありませんけど、弊害という言葉を使うときにはいろいろな用法があるので、知っておくと便利と言えるでしょう。
「弊害」の例文
「自動車が開発されたことで、人々の移動手段が増え、生活は格段に便利になったと言えると思います。
しかし、自動車の登場によって事故が起き、それによってケガをしたり、死亡するという弊害が起きているのも事実です。
自動車の登場は人類にとっていいことと思える反面、やはり問題点も生じさせている現実があると言えるのです。」
弊害はいろいろなところで起きている
弊害というのは特定の物事から発生する問題点、別の物事への悪影響と言えるような意味の言葉です。
こういった状況というのは決して珍しいことではなく、私たちの身の回りでよく起きていることでしょう。
本人が弊害をもたらしている状況に気付いていないということもあるはずですが、誰かが弊害の原因になっている、発生源になっているということは普通にありうることと言えるのです。