「過ぎたるは及ばざるが如し」の意味と使い方・由来や例文

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「行き過ぎることはよくない」、「中庸こそが重要である」という意味で、行き過ぎることを良しとしない言葉になります。

不足することもよくないが、過剰であることもよくない、過剰であることは不足していることと同じであるといった意味になるのです。

語源は中国の論語で、バランスが大切であるということを実感しやすい言葉であると言えるのです。

「過ぎたるは及ばざるが如し」の意味

過ぎたるは及ばざるが如しというのは、行き過ぎはよくないことである、それは不足していることと同じであるという意味になります。

一見すれば良いことにも見える行き過ぎであっても、それはよくないことであるという戒めの意味を込めた言葉です。

中庸こそが大切であるということを分かりやすく表現した言葉とと言えるでしょう。

「過ぎたるは及ばざるが如し」の使い方

過ぎたるは及ばざるが如しというのは、何かしらが過剰になっている、行き過ぎているといったときに使います。

明らかにバランスを逸しているとき使う言葉で、行き過ぎが良いように見えるようなときにこそむしろ使う言葉であると言えます。

明らかに悪い意味での過剰のときには使わず、本人が良かれと思って過剰な状況を生み出しているときに、それを諫める意味で過ぎたるは及ばざるが如しを使うのです。

「過ぎたるは及ばざるが如し」の例文

「うちの息子がすごい勉強を頑張っているんですよ。

学校がある日も1日10時間くらい家で勉強をしているのですが、ちょっとやり過ぎじゃないかな?と思えてきます。

中学受験を控えていて、やる気になっているのは嬉しいのですが、それで体調を崩したりしてしまう可能性もありますし、過ぎたるは及ばざるが如しといった状況に見えるんですよね。」

過剰は良くないという戒めの言葉

本人は良かれと思って過剰にやっているが、その状況にリスクが伴っているという状況が確認できたときに過ぎたるは及ばざるが如しという言葉を使うことが多いです。

つまり、一見すると良いことにも見える過剰に対して、実はよくないんだという忠告の意味で使う言葉と言え、日常生活で使用する機会はあまり多くないと言えるかもしれません。

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