「定価」と「希望小売価格」と「オープン価格」の違い・意味と使い方・使い分け

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「定価」とは、メーカーなどの販売元企業が小売店に対してその値段でしか販売を許されない価格のことです。

「希望小売価格」とは、販売元企業が小売店に対して「この価格で販売して欲しい」と希望できますが、小売店はこの価格でなくても販売できる価格のことです。

「オープン価格」とは、販売元企業が販売する価格を希望せずに、小売店にすべて販売価格を任せる方式で販売する価格のことです。

「定価」とは

「定価」とは、ある品物やサービスに関して販売元企業が小売店に対してその値段でしか販売を許されない価格のことをいいます。

つまり小売店はこの価格からの「値上げ」や「値下げ」は一切出来ず、その価格でしか販売できないということです。

定価で販売されているものは主に書籍・新聞・CDなどの「著作物」や、タバコなどです。

「希望小売価格」とは

「希望小売価格」とは、ある品物やサービスに関して販売元企業が小売店に対して価格の希望を出すことが出来ますが、小売店はその価格に縛られずに独自で価格を設定して販売できる仕組みのことです。

この仕組みで販売されているものは非常に多く、定価が定められている品物以外のほとんどの商品がこの「希望小売価格」によって販売されています。

例えば同じ食料品でもスーパーによって値段が違うのはこのためです。

「オープン価格」とは

「オープン価格」とは、販売元企業があらかじめ価格設定をせず、品物やサービスの価格をすべて小売店に任せる販売方法のことです。

小売店は、競合店舗などの相場や利益率を見ながら、独自に自由な価格設定を出来るようになっています。

これは主に家電製品に多いのですが、1980年代に激化した家電の安売り競争がもとで、製品の価格を実際の市場価格に近付ける動きが広まったために採用された販売方式といわれています。

「定価」と「希望小売価格」と「オープン価格」はこう違う

「定価」ですと小売店は販売元企業が定めた価格でしか商品を販売できませんが「希望小売価格」と「オープン価格」ですと小売店は自分で価格を設定して販売することが出来なす。

「希望小売価格」と「オープン価格」の違いは販売元企業が小売店に対してその商品などを「この値段で売ってほしい」という希望を出すかどうかが違います。

販売元企業による販売価格の希望があるのが「希望小売価格」で、それが無く小売店の裁量のみで販売価格を決められるのが「オープン価格」ということです。

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