ある物事に心を留めて、気を配ることという意味があります。
ビジネスのシーンでよく目にする言葉で、特に書類やメールなどの文章で、よく使われます。
文字を見て分かる通り、意、つまり意志や気持ちを心に留めるということで、留意という漢字が使われています。
特に気に留めてほしいという気持ちを強調する時に、使われます。
「留意」の意味
本質的な意味としては、前述したような、ある物事に心を留めて、気を配るという意味がありますが、日常では、意識する、気をつけるといった意味で使われることが多いです。
同じような言葉に、注意がありますが、留意は、心の片隅において、忘れないようにする、対して、注意は、意識を対象に傾けるという、若干のニュアンスの違いがあります。
注意はそれだけを見る、留意はそれを意識しながら、他のことに気持ちを向けるといったイメージですね。
「留意」の使い方
意識する、気をつけるといった意味で、使われます。
完全に忘れないようにするといったニュアンスで使われます。
留意してください、留意するなどの使い方の他に、点、事項などといった言葉をつけて、留意点、留意事項といった使われ方もします。
この場合も、心に留めておくという意味で、積極的に意識を傾けるという意味で使いたい場合は注意点という言葉を使う方が適しています。
「留意」の例文
上司に指摘されたので、仕事の納期に留意する。
このサービスを利用するにあたり、これらの留意事項を読んでおいて下さい。
このサプリメントは、過剰な摂取に留意する必要がある。
同様のミスをしないよう、留意いたします。
このサイトを使うときは、アカウントの管理に留意しなければならない。
資料作成にあたり、誤字脱字がないように、ご留意くださいますよう、お願いいたします。
「留意」についてのまとめ
今回は、留意という言葉について、解説しました。
心の片隅に気を留めておくという意味合いで使われます。
注意も似たような意味を持ち、こちらは、その対象に意識を向けるというニュアンスの違いがあります。
ただし、近年は、これらの言葉を厳密に使い分けることはしない場合もあり、同じような意味で使われることもあります。
しかし、意味の違いを理解しておくことは重要なので、しっかり学んでおきましょう。