「売り言葉に買い言葉」の意味と使い方・由来や例文

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「売り言葉に買い言葉」とは、相手の横暴な言葉に対して応酬するという意味があります。

このことわざは物の売買の時の言葉を元に作られたことわざで、商品を喧嘩や暴言に見立てて比喩的表現として使われるようになりました。

元々が物の売買の言葉ということもあり、ビジネスシーンで使用頻度が高く、主に取引やマーケットでの使用が見られます。

「売り言葉に買い言葉」の意味

「売り言葉に買い言葉」の意味は「相手の横暴な言葉に対して応酬する」という意味です。

相手が放った暴言に対して引くことをせずに、挑発に乗って受けても負けじと言葉の応酬をするということです。

「売り言葉」とは意識して相手に喧嘩を仕掛けるような言葉です。

「買い言葉」とは「売り言葉」に対して乗っかるように放つ挑発的な言葉です。

「売り言葉に買い言葉」の使い方

主にビジネスシーンで使われます。

「売り言葉に買い言葉」の本来の意味にある横暴な言葉とまでは言いませんが、取引の場では横暴な言葉の代わりに巧妙な駆け引きややりとりがされています。

売り言葉は相手を自分の土俵まで引っ張り、それに対して買い言葉で押収した結果土俵に引きずり込まれたり、逆に引き摺り込んだりします。

喧嘩や暴言が見えなくても、水面下では「売り言葉に買い言葉」が行われていることもあります。

「売り言葉に買い言葉」の例文

部活に行くと先輩たちが喧嘩をしていた。

何があったのかを近くにいた同期に聞くと片方の先輩が何かを言ったら、もう片方の先輩も大きな声で言い返して喧嘩が始まったようだ。

どちらも引くことができないのか、どんどんエスカレートしている。

どっちかが折れればすぐに終わる喧嘩のように見える。

売り言葉に買い言葉とはこのことを言うんだなぁ。

「売り言葉に買い言葉」まとめ

「売り言葉に買い言葉」とは「相手の横暴な言葉に対して応酬する」と言う意味です。

主にビジネスシーンで使われることが多いことわざです。

ビジネスシーンでは横暴と言うよりも巧妙な駆け引きがメインで行われています。

そのままの喧嘩を買う意味でも使われることもあります。

相手の売ってきた喧嘩に対して簡単に買ってしまうようでは、相手の思う壺なのかもしれません。

慎重に行動をするべきであると言うことを学ぶことができることわざでもあるのかもしれませんね。

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