「手応えのないこと」「無駄なこと」といった意味で、語源は「暖簾を腕で押してもすぐに動いてしまい手応えのないこと」から来ています。
似たようなことわざに「糠に釘」「豆腐に鎹(かすがい)」などがあり、いずれも手応えがなく無駄なことを表す言葉です。
こちらから働きかけてもそれを受け流して無駄にするような人に対し、使うことが多いです。
手ごたえのないこと、意味がないことのたとえ。
「暖簾に腕押し」とは、「手応えのないこと、張り合いのないこと、意味がないことのたとえ」です。
これは暖簾を腕で押しても簡単に動いてしまい、手応えのないことが語源です。
何かこちらが働きかけても向こうからは手応えが感じられず無駄であるという意味の言葉なので、ネガティブなイメージのことわざとして使われます。
相手に働きかけても応答がなく無駄であるときに使います。
「暖簾に腕押し」は、相手に働きかけても応答がなかったり相手の反応が今ひとつだったりして、イマイチ意味がないと感じられるときに使われます。
こちらが一生懸命に伝えようとしても相手の心に響かないようなときは日常生活で良くありますよね。
そのような働きかけても反応がなく虚しいときに使われることの多いことわざです。
あいつに説教しても「暖簾に腕押し」だ。
部下に説教をしても暖簾のように簡単に受け流されてしまう。
もしくはお母さんが子どもに「そろそろゲームやめて勉強しなさーい」と声をかけても「ハイハイ」と受け流す。
良く見られる光景です。
そんな場面に使うことができることわざが「暖簾に腕押し」です。
似たようなことわざで、「馬の耳に念仏」も同じような場面で使われます。
「暖簾に腕押し」の言葉の意味と使い方
「暖簾に腕押し」という言葉は、暖簾を腕で押しても簡単に動いてしまい、手応えのないことを語源とすることわざで、こちらから働きかけても相手からは反応がなかったり受け流されたりしてしまい、無駄であるという状況を表す言葉です。
日常生活でもこのような場面は良く見られます。
そんなときに使ってみるのも良いと思います。