「一人称」と「二人称」と「三人称」の違い・意味と使い方・使い分け

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一人称は「自分自身を表す言葉のこと」。

「私」と言い換えると分かりやすい。

二人称は「相手を表す言葉のこと」。

「あなた」と言い換えると分かりやすい。

三人称は「第三者を表す言葉のこと」。

「彼」と言い換えると分かりやすい。

人称は日本語では数多くの言い方がありますが、単数の場合と複数の場合、代名詞でない場合があります。

一人称は私・俺など自分のことを言う代名詞のこと

一人称は単数代名詞として、私・自分・俺などが代表的なものです。
ビジネスでは当方・本官・本職・当職・当局など、へりくだった言い方で、小生・愚僧・拙僧・弊社などがあり、古い言い方では、吾輩・某・拙者・手前などがあります。

複数代名詞として私たち・我々・私ども・我らなどがあり、また、代名詞でない場合は自分の名前・親戚の呼称・地位・立場などになります。

二人称「あなた」など話す相手のこと

二人称は「あなた」ですが、「あなた様」「そちら様」「お宅」などが一般的には使われます。
ビジネスでは、貴社・御社・貴行・貴店など「貴」を付けて丁寧に使います。

目上の人にも貴兄・貴姉などと言い、親しい間では、「お前」「お前さん」「あんた」「自分」「相手の姓名」「君」などを使います。

また、罵倒する言葉では「おのれ」「おんどれ」「貴様」など、古くは「なんじ」「お主」「そなた」「お内」などがあります。

そのた、お父さん・お母さん・おやじ・おふくろ・おじさん・おばさん・爺・婆・先生・先輩・お客様など多数あります。

三人称は話し手と聞き手以外のひとや物を指す場合に使います。

三人称は「彼」「彼氏」「彼女」「元彼」「こいつ」「そいつ」「どいつ」「どなた」「だれ」などの人を指す場合と「これ」「それ」「あれ」「どれ」とものを指す場合があります。

複数形でも「彼ら」「彼女ら」「こいつら」「あいつら」「これら」「それら」「あれら」などとなります。

相対して会話をしている時に、第三者の人や物を呼称する代名詞です。

人称は単数と複数があります。

人称は「私」と「私ら」・「これ」と「これら」のように単数で使う場合と複数形になる場合があります。

また、このような代名詞だけでなく、「何某さん」と具体的な名前の場合や「先生」「お客様」などの敬称、「おのれ」「貴様」など蔑称で呼ぶ場合もあります。

一人称はへりくだる表現が多く、二人称は尊敬した表現がなされ、三人称は「これ」「あれ」「それ」など距離の違いで使い分けています。

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