「天然」と「自然」の違い・意味と使い方・使い分け

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天然は「人の手が入っていない自然のこと」。

「未開拓」「野生」と言い換えると分かり易いです。

自然は「動物・植物・鉱物がありのままの状態であることや人や物、事柄が普通の状態であること」。

「当たり前」「普通」と言い換えると分かり易いです。

天然は人間社会から隔絶した未開拓の野生が残る自然の事です

天然は動物や植物などが自然と生息している環境のことで、人の手が入っていない場所や状態を言います。

最近の用法では生まれつき持っている性格や気取らない様などにも使われます。

天然は名詞を修飾する事に使われますが、動詞は修飾しません。

自然は動物、植物、鉱物のありのままの状態の事です

自然は天然も含む動物、植物、鉱物のありのままの状態のことです。

また、日常的に当たり前に存在していることや、人が行う普通の様のことです。

自然に歩く、自然に話すなど動詞を修飾する形容動詞の語幹としても使われます。

天然のまま残っている自然は少ない

自然界には人が立ち入っていない場所がまだあります。

南米やアフリカの奥地、極地などですが近年進出がなされていますので、本当に天然状態の自然は限定されつつあります。

また天然は天然色など人為的な加工がされていないことにも使われます。

天然は自然の中でも希少価値のあるものを言います

自然は人の手が入っている場合がありますが、天然はありません。

それだけ希少価値があり貴重な物といえます。

また、自然は人が普通に存在することや行う様も言いますが、天然にはありません。

しかし、近年若者の間では天然を生まれつきと言う意味で使うようになりました。

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