ワイルドピッチは「野球においてピッチャーの投げたボールがキャッチャーが捕球できないほどに逸れてしまうこと」
これはピッチャーのミスとして扱われるプレーです。
パスボールは「野球において十分に捕球できるような投手のボールをキャッチャーが後ろなどに逸らしてしまうこと」
これはキャッチャーのミスとして扱われるプレーです。
「ワイルドピッチ」の意味
ワイルドピッチとは、日本語では暴投という意味になりますけど、キャッチャーがとれないようなボールをピッチャーが投げてしまうことです。
ランナーがいる場合には、進塁されることになり、自らピンチを招いてしまう状況と言えます。
明らかに捕球するのが難しいボールでも、キャッチャーのファインプレーにより、なんとかワイルドピッチにならずに済むこともありますが。
「パスボール」の意味
パスボールとは、通常であればキャッチャーが捕球可能であると認められるピッチャーが投げたボールに関して、はじいたりして取ることができなかったときに使われます。
ピッチャーの投球自体に特にミスはなかったと認められるようなケースにパスボールが記録されることになり、ワイルドピッチと同様にランナーがいたときには進塁されてしまうことになります。
「ワイルドピッチ」と「パスボール」の用法や用例
「あのピッチャー、今日でワイルドピッチ何回目だよ？今日はコントロールが全く定まってないな。
調子がかなり悪いのかもしれないな。」
「キャッチャーっていうのは、リードやバッティングの上手さ、肩の強さなども重要だけど、まずキャッチングがなってないと試合で使えないよな。
パスボールばっかりされたのではたまらないから。」
ワイルドピッチとパスボールは光景としては似ている
ワイルドピッチとパスボールはピッチャーとキャッチャーのどちらに責任があるのか？という部分で違いはありますが、野球に詳しくない人からすれば同じ光景に見える可能性が高いです。
どちらのケースにおいても、ピッチャーの投球をキャッチャーがはじいている状況に映るので、厳密に言えば違うプレーですが、同じプレーに見えてしまう人もいるのです。