「願望」と「野望」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

願望は「自分に足りない身近な望みのこと」。

自分にとって割と身近な望みを抱いたときに、現実的な望みと言えるようなときに願望という言葉を使います。

野望は「身の程を超えたとんでもなく大きな望みのこと」。

望みの中でも、今の自分にとっては達成することが非常に厳しいだろうと思われるような望みを抱いたときに使います。

「願望」の意味

願望とは、今の自分にとって不足している、幸せを感じるために足りないと思われる部分に関する望みのことです。

基本的には割と身近なものと思われるような、達成がそれほど難しくないと言えるような望みを抱いたときに願望という言葉を使います。

したがって、願望という言葉は何かしらの望みを抱いたときには広く使える言葉であると言えます。

「野望」の意味

野望とは、自分が抱いた望みの中でも、現実的にそれを叶えることが厳しいと言えるようなケースにおける望みのことです。

夢とか、そういった概念に近いかもしれませんが、容易に達成できそうなこと、努力すればなんとかなりそうなことに関しては野望という言葉は使いません。

厳しい道のりになることが確定であるような、限定的なシーンでのみ使用する言葉です。

「願望」と「野望」の用法や用例は?

「最近の私の願望はダイエットをしたいということ。

お腹が出てに来たのがちょっと気になってきて、そろそろ洋服で隠せなくなってきた気がしたから、なんとか元の体型に戻りたいな。」

「僕の野望はとにかく健康に生きて、長生きすることだ。

頑張って100歳までは最低でも生きたいと思っているんだ。

だから、健康に本当に気を使いながら毎日を過ごしているよ。」

願望と野望は程度の違い

願望と野望はどちらも自らの望みに関しての言葉です。

しかし、達成するための難易度に違いがあります。

願望は割と身近な望みであり、達成それ自体はそこまで困難ではないときに使います。

しかし、野望は今の状況から考えて、常識的に考えて達成が非常に難しい望みを抱いたときに使うので、明確な線引きは難しいですけど、違い自体は割と分かりやすいと言えるのです。

最新の記事はこちらから