外国は「母国以外の国のことで、一般的に使用される言葉のこと」。
一般的な会話で使われますし、政治などの用語としても使われる言葉と言えます。
異国は「母国以外の国のことで、母国とは明らかに異なった要素を持った国のこと」。
こちらは一般的な会話では使われませんが、文学作品などの中で使われることが多い言葉と言えます。
「外国」の意味
外国とは、自分から見たときの母国以外の国のことで、自分の母国と言える国以外の全ての国のことを指します。
そして、一般的な会話で母国以外を指す言葉として使用しますし、政治の分野でも使われるため、日常生活を送っている中では目にする、耳にする機会が非常に多いです。
異国と比べると使用できる範囲が広いと言えるでしょう。
「異国」の意味
異国とは、自分から見たときの母国以外を指しますが、その中でも母国と比べて地理的に距離がかなりある、生活様式や文化などが母国とかなり異なっている、異質な雰囲気を感じさせるような国に対して使うことが多いです。
そして、文学作品などの中ではそういった母国との違いをより認識させるために、あえて異国という言葉を使用することが多々あります。
「外国」と「異国」の用法や用例
「英語留学するために外国に行こうかな?と思うんだけど、どこが良いかな?できれば日本人にとって身近な国が良いと思っているけど、やっぱりアメリカを選ぶ人が多いのかな?」
「遊牧民がいるような国というのは、定住せずに移動しながら暮らしているんだって。
日本人からすると全く生活様式が違うから、まさに異国という感じだよね。」
外国の方が異国よりも範囲が広い言葉
外国というのは母国以外の国を指すときに使え、母国以外であればどういった国でも使用できますし、どういうシーンでも使用できる言葉です。
しかし、異国というのは外国と同じような意味合いではあるものの、母国からかなり遠い場所にあるとか、母国の生活様式や文化とは全く違う状況が存在しているなど、異世界のような雰囲気を感じるような国に対して使います。
したがって、外国の方が範囲が広く、相対的に異国の方は使えるシーンが限られると言えるのです。