「除菌」と「殺菌」の違い・意味と使い方・使い分け

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「除菌」「菌」を取り「除く」ことです。

台所洗剤や衣服の消臭スプレーやアルコールスプレーなどで使われる言葉です。

「殺菌」は菌を殺すこと・菌をやっつけることを言いますが、特に菌の種類や数は問われません。

すべての菌を殺すことができなくても、1種類だけでも菌をやっつけることができれば殺菌と言ってOKだし、1000の細菌のうち10だけ殺すことができて後の9990は生き残っていても殺菌と言ってもOKなのです。

医薬品や医薬部外品に使う言葉で、市販薬やせっけんの外箱などで「殺菌」という表現を使います。

除菌の意味

除菌は文字通り「菌」を取り「除く」ことを言います。

「除菌もできる台所洗剤です」などと謳っている洗剤もあるように、洗剤や消臭スプレーの外箱やパッケージに表示されているのを見たことがある人も多いでしょう。

医薬品や医薬部外品以外の商品に「殺菌」と表示することはできません。

そこでこのような商品には殺菌ではなく「除菌」と表示されています。

殺菌の意味

殺菌は「菌」を「殺す」ことです。

菌をやっつけることだと考えると良いでしょう。

特に菌の種類は問わず、どれくらいの量の菌をやっつけられるかなども問いません。

10種類の菌に対応できても殺菌だし、1種類の菌しかやっつけることができなくても殺菌と言ってOKです。

また1万の殺菌のうち10しか殺せなくても殺菌です。

殺菌は、医薬品や医薬部外品以外に使うことはない表現です。

除菌や殺菌の用法

2020年2月~3月と、世間は「コロナウイルス」でアタフタとしています。

ニュースを見るとやたら「除菌」や「殺菌」というフレーズが飛び交っています。

除菌スプレー、除菌もできる台所洗剤などと表現されていることが多いです。

情報報道番組などでは「コロナウイルスに負けないためには、手洗いをして菌を洗い流しましょう」などと言っていることも多いですが、「アルコールで殺菌消毒してください」や「次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)を水で薄めて、ドアノブやデスクを殺菌しましょう」などもよく言われています。

除菌も細菌も重要です

新型コロナウイルスに負けないためには、除菌も殺菌も重要です。

爪は短く切ってから手洗いをしっかりとしてウイルスを洗い流すことや、アルコールで殺菌することが一番重要な予防方法だと言えます。

そして栄養をバランスよく摂って、十分に睡眠を取り、疲れを溜めないことも大切です。

衣服には除菌スプレーをスプレーする人も多いようです。

アルコール除菌シートやアルコールスプレーが売り切れていて入手しにくいと思いますが、しっかりと手洗いをすることで、予防は可能です。

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