「信用金庫」と「信用組合」の違い・意味と使い方・使い分け

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「信用金庫」と「信用組合」はともに金融機関ですが、同じ金融機関である銀行とは異なり基本的には営利を目的としない点で共通しています。

名称にも違いがあるがそれぞれの根拠法規が異なっている。

「信用金庫」と「信用組合」の預金者や融資先にも差があります。

「信用金庫」は信用金庫法に基づく法人です

「信用金庫」の会員は、その営業地域内の個人です。

法人の場合は、従業員300人以下または資本金9億円以下の事業者となります。

業務範囲は、受け入れる預金については特に制限はないが、融資先については基本的には会員に限られています。

法人が大きくなった場合にも元の会員は一定期間融資が受けられます。

「信用組合」は「中小企業等協同組合法」「協同組合による金融事業に関する法律」に基づく法人です

「信用組合」の会員は、その営業地域内の個人です。

法人の場合は、従業員300人以下または資本金3億円以下の事業者となります。

業務範囲は、受け入れる預金については基本的には組合員に限られ、組合員以外の預金は総預金額の20%以内に制限されています。

融資先については基本的には組合員に限られています。

「信用金庫」と「信用組合」の規模・構成員

一般的には、「信用金庫」の方が規模は大きいといわれ、預金も会員以外もできるため手軽に利用できるようです。

「信用組合」は地域の組合員に限られている点では「農業協同組合」によく似ています。

また少し異なった組合員を有する韓国系の「商銀信用組合」や北朝鮮系の「朝銀信用組合」という「民族系信用組合」がある点では「信用金庫」とは異なっているようです。

信用金庫と信用組合の使い分け

基本的には、どちらも組合員や会員になる必要がありますが、「信用金庫」の場合には会員でなくても預金は可能です。

銀行等の営利系金融機関と比べると地域密着型の小回りの利く金融機関であるといえます。

また、「信用組合」では「民族系金融機関」もあり、使い勝手の良い方を選べばいいと考えます。

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