「趣味」と「娯楽」の違い・意味と使い方・使い分け

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趣味は「自分にとって愛好する事柄であり、楽しいと感じられるもののこと」。

強制されるわけではなく、自分自身が好きで取り組むことなどを示しています。

娯楽は「仕事から解放された状態で楽しむことができるもののこと」。

仕事と区別されるときに使われやすい言葉で、楽しさを感じられるものを娯楽と呼ぶことになっているのです。

「趣味」の意味

趣味というのは、自分自身で選択して楽しさを感じられるものです。

誰かに強制されて行うわけではなく、自分が心から好きだと思えるもの、熱中できるものが趣味と言えます。

一般的に楽しさを感じられるものは多くありますけど、その中で自分が特に好きだと思えるもの、楽しいと思えることに関してのみ趣味という言い方をするのが一般的です。

「娯楽」の意味

娯楽というのは、仕事とは別に人々が楽しいと思える事柄全般のことです。

特定の人物にとってというよりは、人間全体にとってという意味が強いです。

したがって、特定の人間にとって何の面白みも感じられないことであっても、大半の人たちが楽しいと思えれば、それは娯楽という扱いになるということなのです。

特定の人間に関係なくというところが趣味との違いになります。

「趣味」と「娯楽」の用法や用例

「俺の趣味は旅行なんだ。

毎月1回はいろいろな地方に行って、それぞれの特色などを実際に観察するのが楽しみだ。

旅行を趣味にしている人が周りにほとんどいないからちょっと寂しいけど。」

「映画館というのは、多くの人にとっての娯楽施設で、毎回多くの人たちで賑わっている。

映画というのは昔から大衆にとっての娯楽だけど、今でも人気だよね。」

趣味と娯楽は個人か、全体かの違い

趣味というのは特定の人物にとってという意味であり、特定の事柄が趣味になるかはその人次第ということになります。

しかし、娯楽というのは全体にとってのことなので、特定の人物が楽しいと思えないとしても、全体が楽しいと思えればそれは娯楽として認められるのです。

したがって、趣味と娯楽はそういう部分で違いがあるのです。

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