「絞る」と「搾る」の違い・意味と使い方・使い分け

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絞るは「タオルや雑巾を強くねじり締め付けることで中の水分を取り出すこと」。

「雑巾絞り」と言い換えると分かりやすい。

搾るは「ものを使い強く締め付けることなどで中のものを取り出すこと」。

「乳搾り」と言い換えると分かりやすい。

「絞る」も「搾る」も「圧力をかけて何かを取り出す」という本来の意味とは別の意味もあります。

「絞る」はねじることなど圧を掛けて水などを取り出すことです。

「絞る」は語源では糸を交差させることで圧を掛ける意味がありますが、ねじり無理に水を取り出すこと以外には、「範囲を狭くする」「限定する」「無理やり取る」「痛めつける」などに変化し、例えば「ゾウキンやタオルを思い切り絞って水を除去した」「捜索範囲を絞り、集中的に行った」「裁判の争点を絞った」「声を絞り上げ民謡を歌った」「音が大きいのでボリゥムを絞る」などと使います。

「搾る」は圧を掛けて無理に取り出すことです。

「搾る」は語源的には、手で絞ることです。

圧を掛けて無理に取り出す意味では牛乳をとる「搾乳」、「椿油を何回も搾る」、無理やり取り上げる「労働者は資本家から搾取されている」、空気など圧を掛けて密度を高くする「圧搾空気」などと使い、他には「部下を搾る」「滞納税金を搾り取る」など厳しく絞め付ける意味もあります。

知恵を「絞り」今では牛から牛乳を自動的に「搾り」出す機械を使っている。

牛乳は牛の腹後方に垂れ下がっている乳首を掴み、圧を掛けながら押し下げることで、手で絞り取り出していましたが、酪農家では搾乳機により効率的に牛乳を搾り出しています。

具体的には、長い乳首に筒のようなものを取り付けてホースを繋ぎ、圧を掛けることで乳首を刺激して牛乳を誘導します。

これにより、手で絞るのと変わらずに効率良く搾乳が出来るのです。

「絞る」と「搾る」は同義語として使われることも多い言葉です。

「絞る」はタオルなど何かを持って圧を掛けて中の水分などを取り出すことですが、「搾る」は何かを使用し圧を掛けて中のものを取り出すことになります。

「タオルや雑巾を絞る」「牛乳や椿油を機械で搾る」と使い分けます。

熟語では「絞殺」「絞首刑」「西陣絞」、「圧搾空気」「中間搾取」「搾乳機」「搾油」などがあります。

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