「不安」と「悩み」の違い・意味と使い方・使い分け

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不安は「何か気がかりなことがあって、それによって精神が落ち着かない状況のこと」。

何かしら気になる部分が心の中にあり、そればかりが気になってしまっている様子のことです。

悩みは「自分にとって苦痛を感じさせている状態のこと」。

漠然として自分が何か辛いと感じているような状況があれば、それが悩みを抱えている状態と言えるのです。

「不安」の意味

不安というのは、自分の心の中に存在する何かしらの気がかりなものにより、落ち着かない様子を露呈してしまっている状態のことです。

特定のものが気になってしまっているので、それ以外のことを考えることがしづらいようなときに不安という言葉を使います。

不安な状態だと、何も手につかない状況がありますが、まさにそういったことです。

「悩み」の意味

悩みというのは、自分に苦痛を与える何かが存在し、実際に辛い状況にあるということです。

したがって、心の中に辛い気持ちを抱えていれば、それは悩みということになりますが、この定義は不安にも使えるものなので、不安と悩みを区別するのは一概にはできない、かなり難しいと言え、不安と悩みの線引きは割と曖昧なところがあるのです。

「不安」と「悩み」の用法や用例

「心に不安を抱えていると、他に何も手につかなくなる。

今度の定期試験は留年がかかっているのだが、ちゃんと赤点を回避できるのか。

それだけが心配で、それしか考えられない。」

「最近薄毛になってきて、それが悩みなんだよな。

街の中を歩きづらいし、外出しないといけないときには苦痛を感じながらになってしまう。

治療しようか悩むな。」

不安と悩みは同じような存在

不安と悩みの違いは非常に些細なもので、確実に区別をすることは難しいです。

しかし、不安というのはそればかりが気になって、他に手がつかない状況のことで、悩みというのは自分が苦痛を感じているものにたいしてのことです。

したがって、どちらかと言えば、悩みの方がやや使用できる範囲が広いということが言え、そこが違いになるのでしょう。

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