「高級」と「高価」の違い・意味と使い方・使い分け

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高級は「程度が高いこと」。

何らかの基準によって程度が高いと認められるようなものを高級と表現しますが、実際はいろいろな基準があると言えます。

高価は「値段が高いこと」。

値段が高いものが高価と言われるのですが、具体的にいくら以上という基準は存在しないので、高価なものかどうかの判断はかなり主観的なものとならざるを得ないのです。

「高級」の意味

高級というのは、何らかの基準によって程度が高いときに使う言葉です。

例えば、使われている材料が希少価値の高いものだった場合には、高級品という言い方がされます。

ただ、高級な品というのはたいてい値段が高くなるので、高級なものは高価なものとほぼ同義と言える可能性は高く、両者の区別はかなり難しいと言えるのです。

「高価」の意味

高価というのは、値段が高いという意味になるのですが、値段が高いと言える基準のようなものは存在していないので、どこからが高価と言えるのかという判断は難しいです。

しかし、高価というのは高級と同じような意味で使われており、現実的にそこまで細かい区別はされていません。

したがって、意味はあまり変わらないと言えるでしょう。

「高級」と「高価」の用法や用例

「高級な宝石をたくさん持っているが、どれも希少なものばかりで、滅多に採掘されない石が中心だ。

宝石は世界中で需要が高いものだから、それを多く持っているというのは非常に優越感を得られる。」

「高価な絵画を多く持っているが、どれも1000万円は超えるものばかりだよ。

絵画コレクションが趣味なため、どうしてもお金を絵画に使ってしまうんだよな。」

高級と高価はほぼ同じ意味

高級と高価は意味を厳密に捉えれば差はあるものの、現実的にはほぼ同じ意味で使われています。

高級なものは値段が高い場合が多く、高価なものは高級と言われることが多いので、実際は高級と高価にはほとんど差がないと言えるのです。

したがって、違いは曖昧で、ほとんど同じような意味で使われているのがこの2つの言葉になるのです。

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