「同門」は、師を同じくすることです。
同じ流派です。
英語では以下のように表されます。
「同門の学者」は「scholars who studied under the same teacher」「scholars belonging to the same school」です。
「同学」は、同じ学問を学ぶことです。
英語では「a fellow pupil」で表されます。
「同学の士」は「one’s school mate」「a companion in one’s student」です。
「同窓」は同じ学校で、または同じ師について学んだことです。
英語では以下のように表されます。
「同窓生」は「a classmate」「a graduate of the same school」「an alumnus」「an alumna」です。
「女子の同窓生」は「an alumna」です。
「男女共学の同窓会」は「an alumni association」です。
「女子の同窓会」は「an alumna association」です。
「同門」の意味
「同門」は、以下のような意味です。
①師を同じくすることです。
また、その人です。
「あいでし」と同じ意味です。
②同じ流派です。
同じ門下です。
以下のように使います。
同門の有志で論文を出す 同門の後輩の就職を世話する 同門の出
☆scholar
原義は「学校に関係する人」です。
名詞です。
「学者」「学識者・物知り」「奨学生・給費生」「生徒・学生」という意味です。
「著名なシェークスピア学者」は「an eminent Shakespeare scholar」です。
「同学」の意味
「同学」は、同じ分野の学問を学ぶことです。
同じ学校、同じ師に学ぶことです。
またその人々です。
今昔物語(7)に「二人の同学なりし僧有り」とあります。
以下のように使います。
同学の友人と久しぶりに会った 同学の先輩 同学の士
☆companion
名詞の意味は「仲間・友達」「気の合った友」「付き添い・コンパニオン・老人などの話し相手」などです。
「昔の学友」は「former companions at school 」です。
「戦友」は「a companion in arm」です。
※「friend」ほどの心のつながりはありません。
「一緒にいる者」という意味が強調されます。
「同窓」の意味
「同窓」は、同じ学校で、または、同じ師について学んだことです。
以下のように使います。
同窓の友 同窓生 同窓会名簿 定例の同窓会
☆alumnus
名詞です。
「卒業生」「同窓生」「以前の住人」「旧社員」「元選手」という意味です。
「OB (old boy) 」と同じ意味です。
「alumni」は「alumnus」の複数形です。
「僕はあの人と同窓だ」は「I went to the same school. 」です。
「同窓会誌」は「an alumni bulletin」です。
「同門」は師を同じくすること、「同学」は同じ学問を学ぶこと、「同窓」は同じ学校で学んだことです。
「同門」「同学」「同窓」は、類語です。
共通する意味は「学校または師を同じくすること」です。
「同門」は、同じ先生に学んだり同じ流派に属したりすることです。
「同学」は、同じ学問を学ぶことです。
「同学」「同窓」は、同じ学校、または、同じ先生に学んだことをいいます。
☆pupil
原義は「小さな少年」です。
名詞です。
「生徒・児童」「弟子・教え子・門下生」という意味です。
「この学校には500人の生徒がいる」は「This school has about 500 pupils. 」です。
「師弟」は「master and pupil」です。
※多くの場合、中・高生には「student」が、小学生の場合「schoolchild」が使われます。