「世の中」と「世間」の違い・意味と使い方・使い分け

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世の中は「人間が生活しているあらゆる空間そのもののこと」。

特定の国のみならず、世界的な意味合いも含む言葉です。

世間は「自分が生活をしている周辺などを含めた一定範囲の社会のこと」。

ある程度空間が限定されており、世界中といった広い意味は持っていないのが特徴です。

したがって、住む場所によってそれぞれの世間が存在していることになります。

「世の中」の意味

世の中というのは、かなり広い世界を意味する言葉になります。

したがって、人間が生活をしている国々を含めて、かなり広い地域を対象にしています。

具体的な範囲は定まっていないものの、広く世界中という意味合いもあるため、自分たちが生活している国のみならず、それ以外の国も含めて捉えるのが正確な意味と言えるのでしょう。

「世間」の意味

世間というのは、自分が生活をしている場所における周辺の世界のことです。

周辺というのがどの辺までを指すのかは定かではないものの、自分が日ごろからよく行く範囲の場所という捉え方をすると良いでしょう。

つまり、滅多に行かないような場所というのは、自分の中の世間の定義で言えば、範囲外という扱いになると言えるのです。

「世の中」と「世間」の用法や用例

「世の中は基本的に法律といったルールが定められており、それに従って生きていかないといけない。

そのルールそれ自体の中身は国によって異なるがな。」

「今日も主婦たちが集まって世間話をしている。

先日このあたりで起きた空き巣の事件などに関して話しているんじゃないだろうか。

その犯人はまだ捕まっていないようだから。」

世の中と世間は範囲の広さが違う

世の中はどちらかと言えば範囲は無限に近いような状況です。

世界中に相当する意味合いなので、かなり広い範囲を対象にしていると言えます。

しかし、世間は自分の身の回りに関する範囲となっているために、世の中と比べたら範囲はかなり狭くなります。

しかし、世間の範囲をどこまで認めるかというのはケースバイケースということになります。

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