「出生地」「出身地」「生まれ」「地元」「故郷」の違い・意味と使い方・使い分け

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出生地(生まれ)とは、その人が生まれた場所、地域を指します。

出身地とは、生まれた土地、生まれ育った土地、育った土地など、現在でもその括りは曖昧な要素が多いようです。

地元とは、その場所で生まれる生まれないの如何に関わらず、その人物や事に関して直接関係のある土地、あるいはその勢力範囲内であるといこと。

故郷とは、生まれ育った場所、その人物や事にゆかりのある場所、となっております。

出生地(生まれ)の意味

出生地とは、その人物が文字通り生まれた場所を指し、母体より現出したその場所を言います。

戸籍謄本などにも記載され、法的な力があります。

戸籍謄本には、どこで、いつ、生まれたかが記載されます。

通常は生まれた病院や家などの住所が適応されますが、時には、車の中や移動中に生まれた方もいらしゃるでしょうから、その生まれた場所が出生地となります。

出身地の意味

出身地とは、その人物が人格形成をする上で、もっとも影響を与えたであろう土地を言います。

本来であれば、もっとも長くすごした場所、地域が出身地と呼ばれます。

しかし、それは、その人物に対して、もっとも影響を与えた場所、あるいは地域、その人物が成長した場所、地域を出身地とするのが適していると考えられます。

ただし、これには、その人物が、どの時点でもっとも成長した(育った)のかという多様な観点があります。

地元の意味

地元とは、子供のころに長く住んでいた場所、地域を指します。

あるいは、今、その人物において、とても影響力のある場所、影響力を有している場所あるいは地域も、また地元といえるでしょう。

地元とはすなわち、その人物において、とても影響力のある場所や地域、その人物の思いが詰まっている場所のことを地元と呼んでよいのではないでしょうか。

故郷の意味

故郷とは、出身地や地元と同じように、その人物が最も長く過ごした場所、あるいは、その人物の人格形成にもっとも影響を与えた場所を故郷といって指し支えないと思われます。

しかし、故郷という言葉は、単に出身地や地元と同義語ではなく、そこに住んでいる、住んでいたことがなくても、その人物の先祖や歴史になにかしら関係があるであろう、あるいは、関係のあった場所、地域のことも故郷と呼ぶことができると思われます。

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