「実益」と「実利」の違い・意味と使い方・由来や例文

実益は「実際の利益のこと」。

意味はちょっと漠然としていますが、現実における利益という意味であり、こういう意味で使っていく言葉になるでしょう。

実利は「現実的な利益のこと」。

実際に利益が存在していると言える場面で使用する言葉になります。

実益の意味に近いと言えるでしょうし、区別はしづらいと評価できるはずです。

「実益」の意味

実益とは、実際の利益のことです。

現実における利益という意味で使うことができますが、現実において利益が発生したと言えるシーンで使います。

実益という表現はそんなに頻繁には使用されません。

ただ、使われる機会は実際にあるため、意味は知っておきましょう。

馴染みはそんなに感じられない表現になると言えると思われます。

実利とは、現実的な利益のことです。

現実において利益が発生したケースで使用します。

意味は実益とそんなに変わりません。

だから、同じような場面で使っていくことができます。

基本的には実利の方がメジャーな言い方になるでしょう。

だから、両者はそういう部分において区別をしていくことができるのではないかと思われます。

「実益があるならば、取り組んでみてもいいかもしれないが、そういった部分が特にないのであれば、わざわざ手間をかけるようなことには思えないんだよな。」

「今回に関しては実利はこういった感じだよ。

苦労した割には手に入った金額はそんなに多くない。

したがって、ちょっと非効率な仕事であったと言えるんじゃないかな。」

実益と実利に関しては意味では区別しづらい状況です。

意味はほぼ同じと言えるので、こういった箇所においては特に差はないと評価できます。

ただ、使用頻度においては多少なりとも違いがあるでしょう。

どちらかと言えば、実利の方が使われやすい言い方になるはずです。

したがって、そこは覚えておいた方がいいと言えると思われます。