「中毒」と「依存症」の違い・意味と使い方・使い分け

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中毒は「何らかの物質を摂ることで、体内で機能障害が起きている状態のこと」。

特定の物質を繰り返し、大量に摂ることによって起きることが多いです。

依存症は「特定の行為などがやめられず、のめり込んでしまう状態のこと」。

特定の行為を繰り返し、やめることができないために日常生活に問題が発生している状態のことです。

「中毒」の意味

中毒というのは、特定の物質が体内で機能障害を発生させている場合に使います。

特定の物質に関しては、繰り返し何度も摂取した結果、機能障害につながっている面があり、通常問題のない摂り方をしているときには、特に問題は起きません。

過剰に、繰り返し摂取をすることによって、機能障害を引き起こすというのが中毒のポイントになるのです。

「依存症」の意味

依存症というのは、特定の行為を何度も何度もしたくなってしまうほどに、その行為に依存をしている、その行為を続けないと満足を得られないという精神状態を言います。

しかし、依存症の状態にある人は冷静な判断などがしづらく、日常生活に支障をきたしている状態と言えるので、中毒同様に依存症についても治療が必要なものと言えるのです。

「中毒」と「依存症」の用法や用例

「お酒を飲み過ぎて、俺は以前アルコール中毒になったことがある。

かなり酒にハマっていて、やめられなかったんだよ。

お酒の飲み過ぎは禁物だということをそのときに知ったな。」

「ギャンブル依存症になった友人がいるのだが、本当に給料の全部をギャンブルにつぎ込んでいて、狂気の沙汰だったな。

でも、本人からしたらやめられない感覚なんだろうなと思う。」

中毒も依存症も特定のものを繰り返してしまう状況

中毒も依存症も何らかのものを繰り返した結果、日常生活における問題を生じさせている状況と言えます。

中毒は特定の物質で、依存症は特定の行為なので、違いはありますけど、同じ物質を繰り返し摂取したり、同じ行為を繰り返し行ったりした結果、正常な状態を保てなくなってしまっている状態であり、どちらも治療が必要な状況と言えるのです。

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