「変動」と「変転」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「変動」は、状態や事態が動いて変化することです。

英語では「vicissitudes」「a change」「change」で表されます。

「我々は社会の激しい変動についていけなかった」は「We could not keep up with the rapid changes in society. 」です。

「激しい株価の変動があった」は「There was a sharp fluctuation in stock prices. 」です。

「変転」は、移り変わることです。

英語では「a change」「change」で表されます。

「変転極まりない世相」は「ever-changing social conditions」です。

「事態のめまぐるしい変転につれて」は「as a result of the quick change in the situation」です。

「変動」の意味

「変動」は、以下のような意味です。

①変わり動くことです。

変え動かすことです。

状態や事態が動いて変化することです。

②特に、世の中の大きな動きです。

「事変」と同じ意味です。

以下のように使います。

相場の変動が激しい 地殻変動 季節ごとの変動 物価変動 変動相場制 変動利付債

☆vicissitude
名詞です。

「移り変わり」「栄枯盛衰」という意味です。

「彼の長い人生の浮き沈み」は「the vicissitudes of his long career. 」です。

「変転」

「変転」は、移り変わることです。

事情・情勢が移り変わることです。

以下のように使います。

変転極まりない世の中 変転極まりない人生 目まぐるしく変転する 幾多の変転を経る 変転する政情

☆change
原義は「交換する」です。

名詞の意味は「変化・変更・変遷」「乗り換え・移動」「着替え」「気分転換」「転調」「置換」です。

「私たちは社会の劇的な変化を見てきた」は「We have seen a big dramatic change in society. 」です。

☆関連語

「流転」は、状態・境遇などが、絶えず移り変わることです。

「流転の日々」「流転の人」のように使います。

「変移」は、変化して他の状態に移ることです。

「変転」と同じ意味ですが、やや硬い表現です。

「時代の変移に対応すべく、すばやい政策転換が求められる」のように使います。

「転変」は、激しく移り変わることを表す古風な表現です。

「転変する世の中」「有為の転変」のように使います。

「移り変わり」は、物事が次第に変化してゆくことです。

「世の中の移り変わり」「移り変わりの激しい業界」のように使います。

「変動」は 状態や事態が動いて変化すること、「変転」 は移り変わることです。

「推移」「変遷」「変動」「変転」は、類語です。

「流転」「変移」「転変」「移り変わり」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「時がたつにつれて変わること」です。

「変動」は、状態が激しく移り変わることを表します。

多くの場合、社会・経済情勢の変化について用いられます。

「変転」は、世の中・人生・境遇などが変化することで、ある状態から別の状態へ変化することに重点がおかれます。

最新の記事はこちらから