「ヒシクイ」と「マガモ」の違い・意味と使い方・使い分け

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ヒシクイもマガモもカモ科に属しています。

ヒシクイは全長約80?100センチ、くちばしは黒く先端はピンクやオレンジ色なのが特徴です。

マガモは体長が約50?70センチあります。

メスとオスで色が異なり、メスは全身が黒褐色でオスは緑や灰褐色など鮮やかな体毛です。

また、幼鳥はくちばしが褐色味のある色をしています。

「ヒシクイ」の生態

ヒシクイは夏はユーラシア大陸で繁殖し、冬になるとヨーロッパや中央アジアなどに移動します。

湖沼、池、湿原、水田、河川などに生息し、草、果実、種子などを好んで食べます。

また、タイガやツンドラなどで繁殖し、繁殖は卵生で一度に4?5個の卵を産みます。

また、新潟に渡来するヒシクイのほとんどがオオヒシクイです。

「マガモ」の生態

マガモは北半球の冷帯や温帯に分布しています。

繁殖期は湖沼、池、湿地などの周辺の草地に生息し、非繁殖期には湖沼や河川に生息しています。

主食は植物で水草や、植物の種子、貝などを食べます。

卵生で4?8月に繁殖し、草を集めて巣を作り一度に約1?10個の卵を産みます。

また、水面を泳ぐことはできますが、泳ぐことはできません。

「ヒシクイ」と「マガモ」の人間との関係

ヒシクイは食物の減少や乱獲などによって生息数が減っています。

1971年に日本で天然記念物に指定されました。

マガモが昔から狩猟がされて食用にされてきました。

マガモ科はたくさんの種類がありますが、マガモの肉は最高品質とされています。

昔から人に飼われて人になつきやすく、建物や街路樹の裏に巣を作ることがあります。

「ヒシクイ」と「マガモ」のまとめ

ヒシクイとマガモは同じカモ科に属していますが、見た目や生態などはいろいろと違いがあります。

沼地や池に生息していることは同じですが、草や種子を食べることも共通しています。

人との関わりは昔からあり、ヒシクイは食物の減少や乱獲によって生息数が減っていることが問題となっています。

マガモは昔から狩猟の対象で食用とされます。

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