強権は「強い権力のこと」。
権力の中でも特に強いと言えるものに対して使いますが、具体的な基準はないので、強権と言えるかどうかの判断は主観的です。
全権は「一切の権限のこと、完全なる権力のこと」。
全権を委ねるなどの言い方が有名です。
たまに見聞きする言葉になりますけど、自分で使うケースはほとんどないでしょう。
「強権」の意味
強権とは、強い権力のことです。
特に強いと言える権力という意味で使っていきますけど、具体的にどんなものを指すのかについては、各自の判断と言えるでしょう。
強権を発動などの言い方が有名なので、ここに関しても知っておくといいです。
日常生活において頻繁に見聞きするとは言い難いので、馴染みを感じられる人は多くないでしょう。
「全権」の意味
全権とは、一切の権限のこと、完全なる権力のことです。
基本的には前者の意味で使われやすい表現であると言えるでしょう。
全権を委ねるという言い方がよく使われるので、ここに関しては特に知っておいた方がいいです。
全権に関しては、強権と同じような知名度であると言えるでしょう。
したがって、同じくらいの頻度で使われやすいです。
「強権」と「全権」の用法や用例
「権力者に関しては、それなりの強権を発動することがある。
やはり多くの人たちを自分の思い通りにできる状況になれば、実際にその力を使って大きなことをやりたくなるものだろう。」
「これに関しては俺よりも別の人の方が向いているんじゃないかと思う。
したがって、全権を委ねて、その人にやってもらいたいと思うんだ。
荷が重いと感じる可能性もあるけど。」
強権と全権は意味で区別ができる
強権と全権はなんとなく似ている意味に見えるかもしれないですけど、同じ意味ではありません。
したがって、そこで区別をすることができます。
強権は強い権力を意味しており、全権は一切の権力といった意味があります。
したがって、両者は使用する場面が異なっていると言える可能性がありますし、そこは知っておいた方がいいでしょう。