辛気臭いは「思い通りにならないこと、じれったいと感じること」。
自分が望んだ通りの状況になっていない場面で使いますが、じれったいと感じられるときにも使います。
物憂げは「なんとなく気持ちがさっぱりしない状況のこと」。
漠然とした意味ですが、辛気臭いの意味と同じような部分があると言えると思われる状況でしょう。
「辛気臭い」の意味
辛気臭いとは、思い通りにならないこと、じれったいと感じることです。
こういう意味で使用できるため、割と日常的な場面で使っていくことができるのではないかと思われます。
辛気臭いという言い方はそこそこ知名度が高いはずですから、知らない人は少ないでしょう。
多くの人たちが聞いたことがあると評価できると思われるのです。
「物憂げ」の意味
物憂げとは、なんとなく気持ちがさっぱりしない状況のことです。
やや漠然とした意味ではありますが、辛気臭いの意味を含んでいると言えるはずです。
したがって、同じようなシーンで使っていくことが可能と言えるでしょう。
でも、物憂げという言葉はそんなに頻繁には使用しません。
だから、使用頻度においては相対的に低いと言えます。
「辛気臭い」と「物憂げ」の用法や用例
「あの人はどうも辛気臭い面があるんだよな。
困っているときには人に頼った方がいいと思うんだが、どうも自分一人で解決しようとする面がある。
じれったいと思えてくるんだ。」
「雨の日が続くと、どうも物憂げと言えるような雰囲気になるよな。
気分的に晴れないというか、なんとなくさっぱりしない感覚があると言えるんだよ。」
辛気臭いと物憂げは同じような意味を持っている
辛気臭いと物憂げは同じ意味の言葉とは言えませんが、それなりに意味は似ている状況です。
どちらもじれったい、さっぱりしないといった意味があるので、同じようなシーンで使うことができると言えるはずです。
ただ、使用頻度に関しては辛気臭いの方が高いと言えると思われるので、そこに関しても理解しておくといいのではないかと思われます。