「少なくとも」と「少なからず」の違い・意味と使い方・由来や例文

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少なくともは「最低でもという意味のこと」。

要するに少なく見積もってもという意味になるので、最低限を意味するような表現と言えるはずです。

少なからずは「程度がそれなりに多いこと」。

少ない状況ではないというのが本来の意味です。

ただ、実際は少ないとしても、一定量はあるといった意味で使われることが多いと評価できます。

「少なくとも」の意味

少なくともとは、最低でもこれくらいといった意味であり、実際はもっと多い可能性を含みます。

したがって、非常にアバウトな状況で使う表現と言えるのです。

実際の程度が不明なシーンで使われやすい表現ですが、日常生活においてよく使われる言い方になるでしょう。

自分で使ったことがある人も多くいるのではないかと思われます。

「少なからず」の意味

少なからずとは、程度がそれなりに多いことです。

程度が少なくないという意味で使っていく言葉と言えるでしょう。

しかし、実際は少ないかもしれないが、一定量は存在するといった意味で使われており、本来の意味とはやや異なっています。

ただ、少なくともとの意味の違いは微妙なので、区別しづらい面はあると言えるでしょう。

「少なくとも」と「少なからず」の用法や用例

「この作業は少なくとも数十人は必要だろう。

それくらいの人数がいないと、納期までに終わらないのではないかと思われる。

したがって、できるだけ人を集めてほしいんだ。」

「これだけの大雨だと、傘をさしても少なからず濡れるだろうな。

ただ、ある程度は仕方ないと思っておくしかないだろう。

今は急いで家に帰ることだけを考えるしかないな。」

少なくともと少なからずは微妙に意味が似ている

少なくともと少なからずに関しては意味はそれなりに似ています。

完全に同じであるとは言えないとしても、ある程度は似ている面があるので、そこは知っておいた方がいいです。

でも、少なからずの場合には本来の意味と実際に使われている意味が異なっている面があります。

そこに関しても、同時に理解しておいた方がいいでしょう。

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