「そぞろ」と「上の空」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

そぞろは「理由もなく、なんとなく、落ち着かないと言う意味のこと」。

「気もそぞろ」と言い換えると分かりやすい。

上の空は「心が落ち着いていないこと」。

「そわそわ」と言い換えると分かりやすい。

「そぞろ」はいろいろな意味がある言葉ですが、「漫ろ」と書き「漫遊」と言う言葉の通り、理由もなくと言う意味をまず持ちます。

また、落ち着かないと言う意味もあり「上の空」と共通しています。

「そぞろ」は何となく

「そぞろ」は何となく、理由も目的もなくと言う意味になります。

また、落ち着かないこと、とりとめのないことと言う意味も持ちます。

なんとなくでは「そぞろ歩き=漫歩」「漫遊」などの言葉があります。

「漫談、漫才、漫画、漫然、放漫、爛漫、冗漫」などの言葉はとりとめがないと言う意味になります。

「気もそぞろ」と使う時は「上の空、心ここにあらず」などと言うことです。

「上の空」は心ここにあらず

「上の空」は「心ここにあらず」ですから、「心は空にある」と言うことです。

「落ち着かない、そわそわする、心が何かに奪われる、浮つく」などの様子を言ったものです。

「気もそぞろ」と共通する心理と言えます。

「人の話も上の空で、出かけることばかり考えている」「娘は告白されたことで上の空となり、親の忠告など聞きもしない」などと使います。

「気もそぞろ」と「上の空」は共通する意味

「気もそぞろ」と「上の空」は何かに気を取られている様子を言ったものです。

木を取られているので、人の話や忠告、周囲の状況が目に入らないと言うことです。

大概の場合、非常にうれしいことと、楽しいこと、興味があることなどに気を取られるものです。

悲しいこと、心配なこと、恐ろしいことなどとは違うようです。

ギャンブルやイベントなど好奇心を刺激するものに気を引かれる傾向があります。

「そぞろ」と「上の空」とは

「そぞろ」は何となく、漫然と、落ち着かないなどの意味を持ちます。

「漫ろ」と書き、「漫」は水が広がる様子から作られた言葉です。

「漫歩、漫遊、漫才」などの言葉があります。

「上の空」は「心ここにあらず、落ち着かない、気を取られる、そわそわ」と言う意味で、「そぞろ」を使った「気もそぞろ」と共通するものがあります。

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