「奇しくも」と「奇縁」の違い・意味と使い方・由来や例文

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奇しくもは「不思議であること、偶然であること」。

不思議な状況になったとき、偶然何かが起きたときに使うことができる言葉であり、日常生活ではそれなりに使われると言えるでしょう。

奇縁は「不思議と感じられるような縁のこと」。

人間同士の巡り合わせに対して使うことが多いですけど、奇しくもと比べると使用できるシーンが限定されます。

「奇しくも」の意味

奇しくもとは、不思議であること、偶然であることです。

不思議なことが起きたとき、偶然何かが起きたと言えるような場面で使う言葉になります。

そのように感じるシーンは実際にあるはずですから、使用できる機会はそれなりにあるでしょう。

奇しくもという言い方は割と有名なので、知っている人も多くいるのではないかと思われます。

「奇縁」の意味

奇縁とは、不思議と感じられるような縁のことです。

不思議という要素があるので、その点に関しては奇しくもと同じですが、こちらは主に人間同士の巡り合わせに対して使っていきます。

特定の人間との出会いを不思議に感じたりするようなケースで使用するので、そこはポイントです。

ただ、奇縁という言い方はそんなに有名ではないので、そこも知っておきましょう。

「奇しくも」と「奇縁」の用法や用例

「今回の大会の初戦の相手は奇しくも私が前回の大会で敗れた相手だ。

したがって、今回は絶対に勝ちたいと思う。

この相手に勝たなければ優勝もないわけだから。」

「この人とは非常に長い付き合いで、学生時代も同じ学校に通っていたが、社会人になってからも同じ会社で働いている。

まさに奇縁と言えるような状況ではないかと思うんだ。」

奇しくもと奇縁はやや意味が似ている

奇しくもと奇縁についてはともに不思議に思えるようなシーンで使っていく表現であると言えます。

したがって、意味はそれなりに似ているのです。

でも、奇しくもはいろいろなシーンで使えますけど、奇縁は人間同士の巡り合わせのような場面で主に使用するので、そういった部分は覚えておきましょう。

使用頻度としては奇しくもの方が高いと思われます。

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