「大学」と「大学院」の違い・意味と使い方・使い分け

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大学は「主に4年制となっており、特定の領域における勉強を目的とした教育機関のこと」。

短大や医学部などは4年ではないこともありますが、一般的には4年制となっているのです。

大学院は「主に2年制で、特定の領域における研究を目的とした教育機関のこと」。

大学と比べると、より深い内容を学んでいくことに特徴があります。

「大学」の意味

大学というのは、主に高等学校を卒業した人がより高い教育を受けるために進学する機関です。

4年制となっている場合が多く、基本的には学部学科などに分かれて募集されており、希望のところを受けることになります。

入学後はそれぞれの学部学科に応じた専門的な内容を中心に勉強していくのですが、教養課程といって学部学科とは関係ない分野の勉強をすることもあります。

「大学院」の意味

大学院というのは、主に大学を卒業した人がさらに高い教育を受けつつ、研究をするという目的のために進学する機関です。

主に2年制となっており、勉強をするというよりは研究に近い状態のため、特定の専門領域における知識や経験は大学のときよりも深まるでしょう。

理系の学生の方が一般的に進学率が高い状況となっています。

「大学」と「大学院」の用法や用例

「大学に進学するなら経済学部が良いかな。

卒業後は銀行とかの金融系に就職したいと思っているし。

在学中の4年間で経済のことをしっかり勉強して、就職を成功させたい。

「理系の就職を考えると、卒業後は大学院に進学した方が良いかな。

大学院まで行ってより深い研究をした方が、就職に有利になると思うんだよ。

理系は研究内容と仕事内容が一致する部分が大きいし。

大学も大学院も進学率はさほど高くない

大学も大学院も高校までと比べると進学率はかなり落ちます。

高校まではかなり100%に近い数字となっているものの、大学以降になると一気に下がるのです。

したがって、一般的な学歴で言えば、大学や大学院というのは持っていない人も多くいます。

だからこそ、専門領域における知識や経験で差がつきやすいとも言えるのですが。

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