企画は「これから先のことについて考えること。」
「立案」と言い換えると分かりやすい。
計画は「すでに決まっていることについて考えること」。
「行動内容」と言い換えると分かりやすい。
「企画」と「計画」は同じものと思われ勝ちますが、微妙に違いがあります。
「企」と「計」と言う言葉は「企てる、計る」と言うことで、物事を考えることですが、考える対象が異なるということです。
「企画」は企てること
「企画」は「企」ですから、企てることと言うことです。
「企画立案」と言う言葉の通り新たに何かを創り出すことを言います。
少なくとも、現在より先の将来、未来に向かって行うべきことを考えることと言えます。
「企業」と言う言葉も新たに事業を興す意味が含まれているのです。
「企図(きと)」も企てることで、何かこれからのことを考えることです。
「計画」は計ること
「計画」は具体案について考えることです。
「企画」が「将来設計」と言えるなら「計画」は「現在・過去設計」と言えるかも知れません。
「計画」は将来のことについてのことを言う場合もありますが、ほとんどは過去や現在決まっているものについての「行動予定、日程」と言う意味合いが強い言葉です。
将来のことを考えるのですが、新たに物事を作り出す「企画」とは異なるものなのです。
「企画」と「計画」の中身
「企画」の中身は新しいものばかりです。
過去のものに関しても新しい要素があります。
あくまでも「企てること」ですから、決まっていることは関係ないのです。
「計画」は過去を含めて現在決まっている事柄について、考えることです。
例えば、「1年先までの事業計画」などと使います。
現在の状況をどのようにしていくのかと考えることですから、「企画」とは異なります。
「企画」と「計画」とは
「企画」は創造的なことを考えることです。
既にあるものや現在決まっている物ではなく、全く新しいことを考える「未来設計」と言えます。
「計画」は未来に向かって、過去や現在既に決まっている事柄をどうするのかと考えることを言います。
「企画」は未来発生のこと、「計画」は過去・現在発生のことについて考えることです。
ただ、「企画」と「計画」は同義に使っても良い場合もあります。