「登山」と「トレッキング」と「ハイキング」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

登山は「山の頂上を目指して登ること」。

「頂上征服」と言い換えると分かりやすい。

トレッキングは「山の裾野を徘徊すること」。

「山地周回」と言い換えると分かりやすい。

ハイキングは「野山の自然を求めて歩くこと」。

「自然散策」「ピクニック」と言い換えると分かりやすい。

皆、山や野などの自然が満喫できる所に行くことです。

「登山」は頂上征服が目的
「登山」は山に登ることですから、当然頂上を征服しなければ意味がないのです。

「ヒマラヤ登山」「日本百名山征服」「エベレスト登山」など高山を目指すことも「富士登山」や「高尾山登山」も頂上を目指すことが目的であれば「登山」になります。

高山など難易度の高い場合はそれなりの装備と経験、知識、ガイドなどが必要になります。

「トレッキング」は山岳地帯を周回するスポーツのこと
「トレッキング」」は頂上征服が目的ではなく、山岳地帯にコースを決めて周回し、タイムを競う「ヒマラヤトレッキング」などスポーツとしての側面が強いものです。

本来「旅をする」という意味があり、山麓を歩くことですが、テーマを決めて行う川沿いや雪の中を歩く「リバートレッキング」「スノートレッキング」などもあります。

「ハイキング」は自然を求めて歩くこと
「ハイキング」の「ハイク」はもともと「徒歩旅行」の意味から、自然が豊かな環境に出向き自然の中を楽しみながら歩くことになりました。

「登山」などの装具は必要なく軽装でも可能で、専門知識も要りません。

昼食を自然の中で楽しむことが主な目的の「ピクニック」とは異なり、「ハイキング」はもっぱら野山を歩くことが主な目的です。

「登山」は専門的なもので「トレッキング」「ハイキング」は手軽なもの
装備の点から見ますと「登山」は頂上を目指すため、防寒装備や本格的な登山装備が必要です。

「トレッキング」もややしっかりした服装や装備があるとよいでしょう。

「ハイキング」は「ピクニック」と同様に春から秋にかけての季節の良い時に行うため、軽装でも十分なのです。

行う場所は山の険しい登りであったり、山の裾野であったり、野山や丘、森などです。

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