「除名」と「除籍」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

除名は「ある集団の構成員から除かれること。」

「排除」と言い換えると分かりやすい。

除籍は「戸籍から抜けること、会社などの構成員から外れること」。

「籍抜き」と言い換えると分かりやすい。

「除名」は政治では、政党から除外する処分のこと、または、国会議員の座を失うことを言います。

集団でも除外処分を受ければ「除名」となります。

「除籍」は親の戸籍から新しい戸籍を作るために、子である構成員が抜けることです。

「除名」は集団の構成員から排斥をする懲罰のこと

「除名」の処分は懲罰の中でも最も重いものになります。

不祥事を起こした議員などが所属する政党から、懲罰として、「除名」処分を受けることです。

国会議員は懲罰委員会に諮られ、2/3の賛成がないと「除名」は出来ませんが、与野党一致で可決されることがたまに発生します。

そうなると国会議員の資格がなくなると言う事態になります。

「除籍」は戸籍から抜けること

「除籍」は親の戸籍が、結婚などの理由で子が親の籍から抜け、新たに新戸籍を作ることを言います。

会社などでは規則で「除籍」となることがあります。

「除名」とは異なり懲罰的な意味はありません。

一般的に病気やケガで仕事が出来なくなった場合、休暇期間後に「除籍」となってしまうことがあります。

復職期間は1年が多いのですが、それでも復帰出来ない時は解雇になります。

「除名」は懲罰、「除籍」は理由のあること

「除名」処分は懲罰でも最も重いものです。

なかなかそこまではいかないのですが、軽い処分で済むことが大半なのですが、たまに発生をすることがあります。

国会議員の場合、選挙で選ばれていることもあり、軽々に処分は下せないのが実情です。

手順を踏んで、やむを得ない状況で行われます。

政党の「除名」はたびたび起こる不祥事が原因です。

「除名」と「除籍」とは

「除名」は政党などから除外されることです。

国会議員に下される場合は議員の資格を失います。

つまり、不祥事などである集団の構成員の座を追われることで、懲罰の意味があるものになります。

「除籍」は懲罰の意味合いは全くなく、親の戸籍から結婚をするために子が構成員としての資格を失うことです。

また、会社などでは怪我や病気が原因で仕事が出来なくなった場合、休暇がなくなったら「除籍」となることをします。

復職出来なければ一定期間後に解雇になると言うものです。

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