アポロは「ローマ神話の太陽神のこと」。
「ローマ太陽神」と言い換えると分かりやすい。
アポロンは「ギリシャ神話の太陽神のこと」。
「ギリシャ太陽神」と言い換えると分かりやすい。
ローマ神話の「アポロ」は「太陽神」であることは良く知られたことですが、ギリシャ神話の「アポロン」は当初「芸術芸能の神、また、光明の神」と言われていました。
「アポロ」は太陽神
「アポロ」はローマ神話の太陽神です。
主神ユピテル=ジュピターの息子で、月の女神「ルーナ」とは双子です。
「アポロ」と言う言葉はチョコレートから宇宙計画まで様々な分野で多用されています。
なぜか月探査に「アポロ=太陽神」が使われ、商品名や企業名にも多く使われています。
アポロチョコも明治製菓のヒット商品です。
出光石油のブランドにも使われています。
「アポロン」は元々ギリシャ神話の芸術の神
ギリシャ神話の「アポロン」は当初芸術などを司る神でした。
太陽神は当初「ヘーリオス」であったのですが、後に「アポロン」と同一視されるようになり「アポロン=太陽神」となったものです。
ゼウスの息子、「アルテミス=月の女神」とは双子と言う設定です、ローマ神話の焼き直しと言えるギリシャ神話は、後年ローマ神話と同一視されるようになり、神の名も混同されています。
「アポロ」と「ルーナ」は「アポロン」と「アルテミス」となった
ローマ神話が先にあり、ギリシャ神話は「ローマ神話」を取り込んで、ローマ時代に二つの神話は同一視されました。
太陽神の「アポロ」は「アポロン」になり、月の女神「ルーナまたはセレネ」は「アルテミス」になったのです。
同一視される過程で神の名前は変わってきますが、司る対象はあまり変わりません。
「アポロ」は「アポロン」よりは親しみがあるように思われますので、総じてローマ神話の神に親しみを覚えます。
「アポロ」と「アポロン」とは
「アポロ」と「アポロン」は当初は別々であったのですが、後年、同一視されるようになりました。
名前も似ていることや主神の息子、月の女神とは双子など設定も同じです。
ローマ神話とギリシャ神話はローマ時代に習合され同一視されてきました。
複雑な神話が入り乱れる中で神の名前も変わったのですが「アポロ」と「アポロン」は分かりやすい神に思われます。