「附属」と「付属」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

附属は「主となるものに付いているもの、従っているもの」。

どちらかと言えば昔使われていた漢字と言え、現在ではほとんど使われていないのです。

付属は「主となるものに付いているもの、従っているもの」。

意味としてはほぼ同じですが、比較的新しい漢字であり、現在ではこちらの付属の方が使われる頻度は高いということになっています。

「附属」の意味

附属というのは、付属と意味合いは同じと言える状況ですが、歴史が違うのです。

この附属という漢字はかなり昔から使われていたもので、学校名で使われているのを目にしますが、その頃から存在した学校にはこちらの漢字が使われることが多いです。

つまり、附属の漢字が使われている学校はかなり昔から存在したものと言えるのです。

「付属」の意味

付属というのは、附属と同様に主であるものに付いているものと言えますが、こちらの漢字は新しいもので、戦後に国がこちらの漢字を積極的に使うべきと指導をしていったため、広まっていきました。

学校名に付属と入っているところもありますが、そういった学校は割と最近になってからできたところが多いということになります。

「附属」と「付属」の用法や用例

「中学受験ではあの附属校を受けたいんだけど。

歴史も長くて、伝統が感じられ、知名度やブランド力もあるからかなり魅力を感じるんだよね。

「高校受験ではあの付属校を受けたいと思っている。

そこまで歴史が深いわけではなく、新しいイメージのある学校だけど、校風がすごい気に入っているんだよね。

でも、難しいからしっかりと勉強をしないと。

附属と付属の意味は同じである

附属と付属に関しては、意味としての違いはほぼなく、同じ意味の言葉として使われていると言えます。

しかし、附属という言葉の方が昔から存在しており、付属は戦後に広く使われ出した言葉なので、そういった面において違いがあります。

つまり、両者の違いは歴史の部分と言えるので、本質的な違いは実はほぼないということになります。

最新の記事はこちらから