「知識」と「知恵」と「見識」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

「知識」は、経験や学習により知りえた一般的事柄のことです。

「ある事項について知っていること」また、「その内容のこと」意味します。

「知恵」は、物事の道理理解し、是非・善悪を判断する能力のことです。

「智慧」とも書きます。

「物事の理を知り、適切に処理する能力」を意味します。

「見識」は、「物事を正しく判断する能力のこと」です。

また、「気位」も意味します。

「知識」の意味

1.「ある事項について知っていること」また、「その内容」を意味します。

2.仏教では
①物事の正邪を判断する心の働き
②正しく教え導いてくれる指導者。

構想。

③寄進すること。

またその人たち。

3.哲学では、「知られている内容」「認識によって得られた成果」という意味です。

4.知己・知り合い
5.物知り

「知識階級」「知識人」「知識学」のように使います。

「知恵」の意味

「智慧」と書く場合があります。

①物事の理を知り、適切に処理する能力のことです。

②仏教では、煩悩を消滅させ心理を悟る精神的働きのことです。

③哲学では、一般的に人生の指針となるような、人格と結びついている哲学的知識を言います。

「知恵がまわる」「知恵の持ち腐れ」「知恵を借りる」「知恵を絞る」のように使います。

「見識」の意味

①「物事の本質を見通す優れた判断能力」「ある物事についてのしっかりした考え」を意味します。

②「気位」も意味します。

「見識のある人」
「そのくらいな見識を有して居る吾輩を・・(吾輩は猫である)より」
「見識が高い」
「見識張る」・・・見識があるように見せかけること
「観月君はあんなに妙に見識張った男だから・・・(吾輩は猫である)」より」

まとめ・「知識」「知恵」「見識」の類語

「知識」の類語には、「常識」「良識」があります。

共通する意味は、「知っている事柄や、人間として備えているべき事柄」です。

「知識」は、「知識を深める」「知識が豊富だ」のように使います。

「知恵」の類語は、「知性」「理性」「理知」があります。

共通する意味は、「物事を認識したり判断したりする頭の働き」です。

「知恵」は、「よく知恵がまわる」「知恵を絞る」「お知恵拝借」のように使います。

「見識」の類語は「識見」「一見識」があります。

共通する意味は、「物事を正しく判断する能力」です。

「見識」は、「見識のある政治家」「見識が高い」のように使います。

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