ところてんは「寒天から作られる食品のこと」。
「透明うどん」と言い換えると分かりやすい。
葛切りは「葛から作られる食品のこと」。
「透明食品」と言い換えると分かりやすい。
「ところてん」も「葛切り」も見た目は非常に似たものです。
どちらも透明なものになり、うどんのように細い状態になっているからです。
寒天は天草を煮詰めて作ります。
「ところてん」は寒天
「ところてん」は天草を煮詰め濾した汁を凍結乾燥させたものが寒天となります。
寒天もところてんも同じものですが、天突きで押し出してウドンのようにしたものを「ところてん」と称しています。
語源は「心太・こころふと」と言われています。
「こころ」は「凝る・固まる」と言う意味で「ふと」は「太い海藻」と言われています。
「こころふと」から「ところてん」に変化したと言われています。
「葛切り」は葛の根
「葛切り」は葛の根から採れる白い「葛粉」を煮固めて作ります。
透明の食べ物になり、「ところてん」や「ゼラチン」などに似たものです。
中でも京都の「葛切り」は最高級の吉野葛と軟水を使ったもので伝統的な食品になります。
「葛切り」は糖質や食物繊維、タンパク質が含まれます。
見た目は同じでも「ところてん」は、食物繊維は有ってもカロリーが無く糖質もありません。
「ところてん」と「葛切り」の食べ方の違い
「ところてん」は普通酢醤油をかけて食べますが、関西では「葛切り」と同じように黒蜜をかけます。
カロリーがないことからダイエット食品として、また、サラダやスープなどにも使われます。
「葛切り」も冷やして黄な粉や黒蜜をかけて食べます。
また、「葛切り」は様々な料理に使えます。
中華風サラダや炒め物にも使います。
「ところてん」と「葛切り」とは
「ところてん」は天草などの海藻を煮詰めて作る寒天から作られます。
乾燥した寒天は戻され、板状に加工されます。
天突きと言う道具で押し出してウドン状にして食べます。
「ところてん式」と言う言葉もあります。
「葛切り」はつる性の葛の根から採られる白い「葛粉」を固めてウドン状にして食べます。
「ところてん」には栄養価はあまりありませんが、「葛切り」には糖質やたんぱく質など栄養価があります。